第5話 初めての海35
イヴやミルクとその仲間達が、
オーティスのたんじょう日の準備をしていると
とつぜんのトラブルにみまわれて……
対象:小学校四年生位~
読み聞かせやいやされたい人にもおすすめ☆
そのころ、
はまべを見下ろす高台に
建てられたお屋敷で、
別のパーティーが
開かれていました。
それはキツネ男爵がしゅさいの
パーティーなのでした。
ところでキツネ男爵は、
とてもロマンチックな
生き物でした。
彼は毎日、日がくれて
すっかり辺りがやみに
包まれる前の空を、
見るのがとても
好きでした。
夕方の中でも彼は、
特に宝石のタンザナイトのような
しんぴ的な色をした空に
心がひかれるのでした。
晴れの日もくもりの日も、
たとえ雨だったとしても、
キツネ男爵が夕ぐれ時に
まどべに行かなかった日は、
一日たりともありませんでした。
ですからキツネ男爵は、
その日もパーティーの最中に、
部屋の大きなまどから
空を見ようと顔を
のぞかせましました。
するとどうでしょう。
思いがけず、
イヴのパーティーが目に飛び
こんで来たではありませんか。
はまべにはイヴがともした
小さな明かりがちらちらと、
かすかにゆれている
のが見えるのです。
りっぱなひげでふち取られた
口からひとつ息をついて、
キツネ男爵が言いました。
読んでいただき、ありがとうございます。
次回の掲載は2026年5月4日です。
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