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プロローグ
読まれている方が物語に没頭するのを邪魔したくはないので、これ以降は前書きや後書きは致しません。
また、不定期掲載となりますが、お付き合い頂ければ幸いです。
よろしくお願いします。
それでは、どうぞ!
プロローグ
死ぬことは望まれてなかった。
生き続けなければならなかった。
まるで呪いのような言葉に、逆らうことはできず、漫然と時間が過ぎていくのをただただ体感するだけ。
もはや苦痛はない。
笑うことも喜ぶこともあるが、それは刹那的で虚ろなもの。
何も残ってはいないのだ。
いっそのこと死んでしまえば、どれだけ楽になれるだろう。
だがしかし死ぬわけにはいかない。
約束という呪いを破ってしまえば、それこそ自分には何も残らなくなっていまう。
だったら、せめてこの世界にはいたくなかった。
だから、いつも願ってたんだ。
遠くへ
ずっとずっと遠くへ行っちまいてぇ
って。




