第56章 86とBRZの搬入が始まる
最終話は64章でした。確認したら重複している章がありました。64章+1話で終わります。
翌週朝からトレーラーが3台入っていた。開店と同時に車が下ろされ始めた。ありさを始め社員全員でショールームへ車を入れた。朝の搬入は18台午後3時くらいまでに18台が搬入される予定で毎日18台搬入される予定で50台搬入される、86が25台、BRZが25台の予定だ。ありさは先週にWORKの19インチホイール、ジーストST1とエモーション10RとVS-XXとエキップe059.5j+30を各10組の合計50本発注していた。後、自分用に20インチVS-XX9.5j+28のディスクを白に塗装して欲しいと三輪さんに頼んだ。三輪さんもゴールドの価格でと了解した。それにワイドボディキットを1セット発注し中川自動車販売へ配送するように頼んだ。が待てど待てど、黄色のBRZSTIは最後の1台が搬入されても来なかった。充希が探しても何処にもなかった。充希が黄色のBRZSTIを探してると聞いた埼玉県の業者が500万円で良ければ業販するよと名乗り出てくれた。充希はすぐに連絡をとり了承した。次の日に社長自らローダー車で運んでくれた。充希は佐々木社長に500万円を支払い。コーヒーを飲んで話をした。お店で黄色のBRZSTIは555万円で販売していて半年も売れずに不良在庫化しつつあったとかで今回の話を聞いた時即決したと言った。佐々木社長は会長とありさに頭を下げてローダー車に乗り込んで帰路についた。埼玉県春日部の自動車販売店だった。2026年式、車検2年付きの無事故無修正の車でSランクの車だった。やはりWORKのジーストST1の19インチガンメタのホイールが入っていたがありさは交換する予定でいた。中川からは昨日ワイドボディキットが届いた連絡があり、黄色に塗装して欲しいと頼んである。ありさは昨日、組んだホイールを黄色のBRZSTIに車高調と一緒に入れて完成させた。あいかわらず最低地上高を保ちながら低さを維持した。ありさは「BRZSTIと先から車高調とアルミホイールを入れなさい。86はRZよ。どれを入れるかはあなた達のセンスよ。後でチェックするからね。」と指示を出して中川自動車販売へ向かった。中川自動車販売へ着くとワイドボディキットが黄色に塗装されて立て掛けてあった。「おいでなすった。やろうとするか!」中川が重い腰を上げた。吉澤がありさの車に乗り込んで2ポストリフトにのせてリアのバンパーを外してリアバンパーキットが付けた。終わるとサイドステップをありさは電動ドライバーでネジ締めをした。フロントバンパーを外しフロントバンパーキットを入れて最後にリアウィングを付け終了した。車のリフトを下げて中川が後、横、前から腕組みをして頭を振って「今回の車もイケてるな?今度は白のメッシュか特注か?でも前回よりホイールが内に引っ込んだな?」中川にはごま化せなかった。3ミリ内に引っ込んでいた。こちらはオフセット+28だったからだ。前回のはオフセット+25だった。「スペーサー3ミリ噛ませるか?やるぞ!」中川は車をあげてホイールを外し、前後4本に3ミリのスペーサーを入れてホイールを入れた。車を下げて中川は後、横、前から腕組みをし車を眺めた。「よし、完璧だ。良くなった。マフラーはないのか?」中川はありさに聞いた。「忘れていた。これから楽天市場へ頼む。柿本改だよ。」ありさが言うと「間違いねえ!良い選択だ!」中川が言った。「バケットシートとステアリングはアマゾンだ。」ありさが言う。「後はうちで取り付ける。」ありさが言った。ステアリングはモモインディ60アニバーサリーの35パイのウッドにした。すべてアマゾンから発送される。カスタマイズが終わり悠々と帰路についた、バケットシートは辞めた。とても良いシートが純正で付いていた。ありさは思わぬ落とし穴に落ちる事になる。ありさの車の販売を結城に指名した。悠々に契約させたがありさのローンが通らず原因は多重ローンだった。この所、車を売っては買いを繰り返していたからだ。急遽、母親の名義で買った。ローンは通った。また、120回ローンだった。パーツ類の支払いは売ったお金でやりくりしていた。それは問題なかった。「社長ローンが通ってほっとしました。所で希望ナンバーは?」結城がありさの顔を見るとありさは席を立ち上がりホイール展示コーナーに行って、冴子に話しかけた。「冴子ちゃん、数字で好きな数字は何。」と聞いた。すると冴子が「7」と答えた。「7か?わかった」ありさはそう言って社長室へもどり結城に「7」と言った。結城はその場で陸運局へ電話をして、「株式会社エンジェル自動車カスタムカー専門店の結城薫と申します。希望ナンバーの予約を入れてください。希望ナンバーは7でお願いします。結城はネットからでも希望ナンバーの受付はできるに一度ミスがあってからは電話にしていた。ありさは必ず電話で予約した。社長、10人待ちだそうですよ。遅くなりますね。」結城はおっとりとした口調でありさの顔を見て言った。「構わん」ありさはひと言言ってパソコンを開けた。「結城さん。ご苦労様でした。帰っていいわよ。」ありさが言うと「お世話様でした。ありがとうございました。失礼いたしました。」と言い残し社長室を出て行った。「お疲れ様。」ありさが言った。ありさは工場へ行き作業を見守り、進捗状況を見て「良し出来てるな。間に合わなかったら手伝うから呼んでくれ。」工場長に言って作業に混ざった。するとBRZSTIが1台完成した。ありさはプライスを420万円と貼りショールームへ並べた。最上級クラスにはワイドボディキットは組まないエアロ、車高調とアルミホイールタイヤだけシンプルスタイルに仕上げた翌日、ステアリング、マフラーが届きありさは一人で交換した。お昼前には完成した。それから1カ月後にナンバー7が付いて完全に名義もありさの物になった。その頃、赤池が買った。赤の86も名義変更が終わり脳死するだけになっていた。翌日、ありさがローダー車に86を積んで花束を買って福島県二本松市へと常磐高速を飛ばした。赤池に聞いた住所をナビに入れて案内させた。「目的地付近に到着しました。案内を終了します。」とナビが語った。前を見ると大きな一軒家だった。農家だった模様。広い庭に入りクラクションを鳴らしたら赤池が出て来た。「お待ちどう様です。本日納車です。」ありさが言った。赤池は喜んで車の周りをぐるぐる回って見ていた。赤池にリモコンキィを渡すとピピとドアを開けて乗り込んだ。ありさも助手席へ乗り込んだ。「エビスサーキットに案内して」と言ってローダー車の中から花束とお線香を取ると助手席へ乗った、赤池は「いきます。」と言いアクセルを踏んだ。「赤池さん。ターボ付けたらパワーアップしたから気をつけて運転しなさいね。」ありさが言った。「はい。」赤池は素直に聞いた。エビスサーキットに着くと荒井俊夫が死んだ場所に案内された。まだ生々しい土手に黒焦げが残っていた。ありさは花束をあげてお線香をライターでつけて、お供えし「この度はご愁傷さまです。安らかにお眠りください。」と手を合わせた。そのとき、生温かい風が吹いた。二人はその場を後にした。赤池の家に帰ると女性の声で「お帰りなさい。」と声がした方向を見ると可愛らしい女性が立っていた。「妻のひかりです。こちら俺がタイヤをわけてくれてる。自動車販売店の社長の明神ありささんだ。あいさつしろ?」赤池は奥さんにあいさつをせがんだ。「妻のひかりです。主人がいつもお世話になっております。むさ苦しい所ですが上がってお茶でもどうぞ。」と笑顔でありさを見た。「明神ありさです。旦那様に車を買っていただきました。お世話になってるのはこちらです。お構いなく。すぐに帰りますから。」ありさはひかりさんの顔を見て優しく微笑んだ。ありさはお邪魔する事はなくローダー車に乗り込んで「失礼いたしました。ありがとうございました。」と手を振って帰路についた。また、3時間の長旅だと思うと嫌になった。ローダー車にもブルートゥースが付いていた。いつもの洋楽をかけた。80年台人気のあった女性バンドのバングルスだった。(エジプシャン)だ。ありさは赤池とラインで結婚のお祝いもしてないからさせてと言うといつも頂いていると逃げまわるだけだった。奥さんは中学生時代の同級生だったらしたい。今は幸せだと言っていた。




