勇者ではなく湧者
山道から平地に変わった後は川の色も明るさを次第に失って川の幅も大きくなっていった。
そのクロイド川を見ながら、進むと橋が架かっていて、どうやらその先が昨日に聞いた不帰の岸壁とかいうデンジャーなスポットに続く道らしい。
橋から西に向かって1時間。ユナデュキアより20km。湯父の持つ懐中時計ではおよそ15時前に俺たちは町に入ることができた。
腕時計まではないようだ。いや、あるのかもしれないが。流石にスマホはもちろん、携帯電話はないだろうな。
ロクな使い方をしていなかったから、ない方がいいかもしれない。大概の人間にとって、あれは暇つぶし以外の道具でしかないだろう。
いや、でも地図アプリは欲しかったな。今更自分の位置も表示されない紙の地図など全く使える気がしない。
クロイドの町は、さすがにパッと数えられるほどの家の数ほどではなかったが、近づき、町中に入るにつれてわかった。石で造られた建物が見えたりもしたが、相も変わらずナゾノキで出来た家々が大半。
大きな村程度だ、これは。
「クロイドまで来るのも久しぶりだね! 去年の秋以来!」「おー」
広場になっている、おそらくは町の中心に入って元気を取り戻したイルと、そうでもなさそうなアー。
「とりあえず、宿に行こうか。いったん荷物を降ろしてからフロマエに行こう」
さすがに町まで来ると、ちゃんと宿もあるらしい。現代のようなホテルなどは恐らく望めないだろうが、ユマルの巣に比べればちゃんと人の居住空間として成り立つだろう。ふと気になったので一応聞いておくか。
「宿にも風呂はあるのかな?」
「いや、ない」
ガーンだな。出鼻をくじかれた感じだ。まあ、いや、そこまで期待はしていなかったが。多分そうだろうと思っていたとも。本当に。
「ユマルが清潔になってくれて嬉しいな。前に来たときはカロルさんにかなり嫌な顔されたもんね」
「ユマルも外でいいとか言い出すし、あれ酷かったよなー」
「それはまことにごめんなさい」
おのれユマルめ。なぜ俺が謝らなくっちゃいけないんだ。
お前がダサい入れ墨など背中に持っている上に家があるのにホームレス同然だったからだぞ!
「まあ今は髪も髭もすっきりしているからカロアも、下手をすれば分からんかもしれんが一応謝って入れば許してくれるだろう」
「それは本当にな。スッキリしすぎて俺たちも違和感あるよ。あるよな?」
「うん。私は今の方がいいよ。でも、ドワーフの仲間とか的には大丈夫なのかな」
「なんとかなるだろう」
なんとかなれ。会ったこともないドワーフの仲間たちなど気にもならない。だいたい俺にドワーフとしての自覚とかないのだ。
かわいい女の子がいいと言っているならそれがいいに決まっているだろ。
いや、イルにまで気にされているということは実は結構深刻な奴なんだろうか。まあ仮にそうだったとしても髪も毛もまた生えるものだ。切ってしまってから気にしても仕方がない。鬱陶しいし。
俺が短くしても若干もじゃっている髪を触ってそんなことを考えていると、湯父は石造りの建物の横にある二階建ての建物に入っていった。宣伝文句がかかれた看板がある。
『クロイドに宿はここだけ! ”小さな聖域”亭』
扉の横にも小さな看板。
『空き部屋あります』
もしかするとフロマエに泊めてもらえる可能性もあるが、この世界でいうところの町程度だと、宿泊先の選択肢はあまりないようだ。
イルとアーは湯父に続いて宿に入って行ったので、俺も続いた。
中では、スタイルの良い水色髪の女性が湯父と話していた。いや、よく見ると紫のような髪の束も。メッシュか。派手派手だな。
イルより少し上に見えるが、彼女がカロアさんだろうか。いや、娘さんだろうか。
俺が入ってきたことに気付くと、スッと視線を向ける。
「あんたが本当にあの浮浪者ユマル? 思い切ったもんね!」
「その節はどうも」
口は若干悪いがどちらかと言えばかなり綺麗めな美人じゃなかろうか。この子の前でも「オレ、フロ、キライ」などとごねていたのならばユマルのことながら恥ずかしい。
俺が謝るのを見ると、長くとがった耳を撫でながら「その恰好なら何泊でもいいよ」と気風のいいお返事をくれた。どうも。
いや、なんだ。なんだあの耳。もしかしてあれか、ドワーフに続きエルフの登場なのか。
「ユマル、カロルさんの耳見すぎじゃない?」
「本当にね。そっちの鼻と一緒だろ」
「あ、すまない」
女性陣からの意見で我に返った。やっぱりこの鼻は目立つのか。しかもこの子が女将さんのカロルなのか。
「あなたは、エルフ?」
「たぶん、ちょっとだけね。ろくでなしの先祖の一人がくっついたせいで耳だけそれっぽくなっただけ。いや、見た目もかな?」
「見た目もだな」
おどけた調子で言ったカロルさんに、確かにと思った俺がそう答えるとちょっとだけエルフのカロルさんはキョトンとした様子で目をぱちくりさせた。
そのまま横を向いて、アーとイルにまじまじと確認しはじめる。
「これ、本当にあの浮浪者ユマル?」
「浮浪者じゃなくなったけどユマル」「お風呂ちゃんと入るようになったユマル」
そう確認されるとこちらも若干やってしまった感があるからやめてほしい。恥ずかしい。
自分の夢の中でくらい、思ったまま女性に声をかけても許されないだろうか。
あと、浮浪者ユマルってもはやそういう通り名だったのだろうか。ぐうの音も出ないんだが”風呂嫌いのユマル”も”浮浪者ユマル”も驚くほどイメージ悪いな。
それならせめて”異端者ユマル”の方がかっこいいぞ。イメージ悪いのは一緒だが。
どうせかっこ悪いなら”綺麗好きのユマル”とか”お風呂大好きピカピカのユマル”とかにしてくれなどと考えていると、湯父が咳ばらいをして助けてくれた。多分。
「ユマルが信仰に目覚めたのは喜ばしいことだが、とりあえず用事を終わらせておこう。イルは私と、アーはユマルと部屋を取ったから、荷物を置いたらここに戻ってくるように」
「うぃ」「はーい」
湯父がカギを渡してくるので受け取ると26と書いてあった。フロか。やったぜ。
部屋番からすると2階だろうか。階段をのぼりながら改めて見ると、1階はバーカウンターのような、いや、バーカウンターだ。後ろにはガラス瓶が並べられていて、『ミっちゃん』とか『ヤっさん』などと書いてある紐でくくられたプレートがかけられている。これはビールがありそうな雰囲気。喉が渇く。
カウンターの前には飲食スペース。古びているがきちんと磨かれているのか、光沢のあるナゾノキ素材の円卓が6つほど並んでいて、背もたれの無い椅子が適当に並んでいた。壁際には丸椅子が組んでおかれているので、人数が増えれば出すのだろう。
地元の居酒屋も兼ねているようだ。
「結構部屋数多いのかな」
俺が何となく口にすると、「いや、全部で10部屋くらいしかねーよ」とアーがお返事をしてくれた。
続いて、「基本2階が泊まり用で、1階の部屋は酔いつぶれて邪魔なおっさんを突っ込んどく用なんだって」とイルがお返事をくれ、「面倒くさい客をたたきのめして突っ込んでいるのを見たこともあるな」と湯父が締めくくった。みんな優しい。無言で出社。上司や上役、客以外なら誰と会っても無言の弊社とは大違いだ。
「若くて美人なのに見た目よりずいぶん強いな」と俺が感想を漏らすと、おまけに「サンキュー!」とカロルさんの声が下から飛んできた。全部聞こえていた。
「カロルはあれでも私の一回り下だぞ」
湯父から飛び出した驚愕の一言。俺より年上なのか。いや、そういうものか。俺も湯父もエッドス親分にしたって正直ユマルが何歳なのかさっぱりわからんしな。ファンタジー種族ってスゲー。
そして、一階から「余計なことは言わなくていいの!」と、どなり声が聞こえてきた。
湯父はしまったといわんばかりに慌てて部屋の中へ。イルも「デリカシーが無い!」と小言を言いながら続いた。
「エルフって耳がいいんだな」
「ドワーフは鼻がいいんだろ?」
アーから貴重な情報が得られた。マジかよ。温泉の臭いとか嗅いで秘湯を探したりできないかな。
若干鍵穴が古びて開けづらかったが、部屋はベッドが二つと小さな机が置かれた簡素なものだった。カーテンもないし、窓も木の蓋だ。
ユマルの巣には比べるまでもないし、一人で寝るとすると広すぎる村のフロマエにある休憩所と比べると落ち着ける感がある。
数少ない出張時の記憶をたどると、安いビジネスホテルですら職場より家よりぐっすり眠れていた。
そもそもベッドで寝るのってこの夢を見てから初めてなくらいだ。上等だろう。
数少ない荷物を置いて、フロマエに行こうと思ったが俺の荷物は桶とタオルとスパ銭の上下。湯めぐりセットだけなんだ。パンツとシャツすら今着ているのしか買ってない。流石に最低限過ぎたかな。
斧だけでも置いていくか。街中なら大丈夫だろうと鞘から抜いたらアーから声がかかった。
「え、斧いいのか?」
「ああ」
「町の中でも酒を飲んでも、裸になっても冒険者たる者武器だけは手放すなとか言ってたのに適当かよ」
この野郎ユマル、急にもっともらしい事を言いやがって。いや、過去だけど。
何か言い訳を考えないといけなくなっただろうが。俺は出来るだけ考えたくないんだよ。頭を使いたくない。
「この町ならこの拳が武器変わりだ」
「おお……」
適当に言ったぞユマル。アーはまた納得寄りの表情。男なら拳で。そういう精神性はたとえ俺の夢の中でもきちんと生きている。
でも素手で虫とかは絶対に潰したくない。
**********
クロイドのフロマエは、宿に入る前に見ていた数少ない石造りの建物だった。大きさは村のより一回りほど大きい。
外観が石造りという事は湯船も石かもしれない。湯船といえばヒノキが真っ先に思い浮かぶが、個人的には石――研磨された石のタイル、例えば大理石なんかの風呂もゴージャス館があって大賛成である。野性味あふれる岩風呂もあるし世の中には樽風呂も壺風呂もあるのだ。
この夢世界に来てからはまだヒノキなのかスギなのかなんだかわからないナゾノキの湯舟と自然見あふれるどころか自然そのものの、文字通りの温泉。しいて言うなら泥と砂の湯舟にしか浸かっていない。
しかし何より大事なのは中身、温泉だ。泉質はなんだ。
「湯父、ここの泉質って知ってるか?」
「魔力性だが村とほとんど見た目も変わらないよ。第八位のユモリーン泉だね」
「魔力性」
「いや、まあ下位の物だからね。村と効能は変わらん」
ユナデュキアのフロイドは体力性だったか。ここは魔力性。体力性と魔力性。違いは?
もう一つ湯父に質問する前に、アーとイルが中に入って行ってしまった。特に急ぐ必要もないか。
中に入ると、中年の男性がこちらに気づき「いらっしゃいませ」と近寄って来て、さらに「おお!」と感嘆した。
なんだろう。ちょうど来客10000人目のお客とかだろうか。無料にならないかな。いや、はじめから無料だったか。
「これは湧者様! お久しぶりです!」
一瞬脳がフリーズした。ゆうしゃ。勇者。ファンタジイ。いや、誰が勇者なんだよ。まさかのここにきて俺なのか。いや違う。
このおじさんは俺以外の誰かを見ている。誰だ。アーなのか。そうなのか。見た目は主役っぽい気がしないこともないしな。まさかここにきて伝説の血筋が発覚するのか。
それともイルなのか。最近は女勇者もいるしな。違う。俺でもアーでもイルでもない。
「そこまで時間は立ってない、去年にも会ったばかりだよキリオス」
爺さん。まさかの爺さん? ヴァルス湯父は勇者だった! しかもこれ年齢から言って先代勇者ポジでは。
それは強いわ。こんなん強いに決まってますよ。謎の関西弁が生まれるくらいにはちょっと自分でも動揺している?
「そうでしたか? いや、よく来られました湧者ヴァルス様!」
「いちいち湧者とつけなくてもいいよ」
テンションの上がっているキリオスとかいうおっさんと苦笑している湯父、ならぬ勇者湯父、いや違うわ。勇者ヴァルス? うわあそれっぽい。
天空に浮かぶ魔王城とかを滅びの呪文で沈めてきたに違いない。
「イル、お前の爺さんって勇者だったのか」
「そうだよ。すごいらしいけれど、正直自分のおじいちゃんだからそこはあんまりよくわかんないけど」
なんとなくそれは分かる。身内にそんなすごい人はいた覚えがないが。いや、爺ちゃんは地味に地元で権力あったかな。婆ちゃんも立派な人の家なら大体知ってるとか言ってたような気もする。
「アー、勇者ってやっぱりあこがれるか?」
「いや、別に。なんか地味だし」
あれっ。意外と本当にそうでもないのか。おかしいな。ファンタジーの世界だと勇者様バンザーイみたいな感じなんだと思ってたぞ。
俺の夢の世界では勇者はなんか地味なものなのか。まあでもキリオスとかいうおっさんは歓迎してるし、アーとか若者世代が冷めてるだけなのだろうか。
「それでヴァルス様、本日は一体どうして?」
「いや、近頃続いてる温泉汚濁の件でちょっとな。泉質を調べてもらいたい」
「その程度ならば喜んで! お預かりしましょうか」
「ああ、頼む」
「30分ほどかかりますので、くつろいでお待ちください」
「すまないけれど、風呂を使っても?」
「もちろんです」
30分の待ち時間があるなら風呂に入ろうと考えてくれる湯父はまさに尊敬すべき勇者の鑑!
俺もさっそく風呂に入らせてもらおう。
「イルたちはどうする?」
「私は後でいいかな。夕方だけで」
「俺も。寝る」
幼馴染同士の会話だな。俺もアー君くらいの頃にはとにかく寝ていた買った覚えがある。「ええー、寝るならお風呂に入ってから寝たら?」「めんどい」などとやっぱり女の子的にはそれはNGなんだなと会話を聞き流しつつしっかり意思表明しなければ。
「俺は入る」
「本当に風呂が好きになったな、では行こうか」
俺はアーに、勇者ヴァルスはイルに鍵を渡していざ温泉だ。
**********
「おお、予想通り」
湯父もしっかりタオルなどを持ち込んでいたのでそのまま風呂場へ行くと磨かれた石の四角いタイルが俺を迎えてくれた。入る人数も多いからか、脱衣所と風呂場はきちんと扉で別れているが、若干脱衣所側まで温かさと湿気を感じられた。現代程の建築技術なのか気密性の技術なのか、そこまでは期待できないか。
湯船は湯を囲む周りはナゾノキで、湯船の底は石のタイル。合わせ技で来たか。それもまたヨシ。
肝心の温泉は、湯父の言っていた通りで無色透明に見えるが、ほんの気持だけ青系とか緑系の色があるようにも見える。タイルの色のせいだろうか。少し暗いので何とも言えない。
風呂場の明かりとして天井になんだろう。電球のように見える明かりがあるのだが、令和を迎えた現代日本の蛍光灯ほど明るくない光源だ。窓から差し込む昼の光と合わせれば落ち着く良い雰囲気ではある。
町と言えど、蛍光灯もそうだがシャワーや蛇口も生まれてはいないようで直接かけ湯をいただく。
「「ああー!」」
湯父と同じタイミングで気持ちよさが口から出た。あーもうこれこれ!
「湯父って勇者様だったんですか」
さっきから気になったので体を洗いながら聞いてみた。
「別にそう呼んでほしいわけではないが、そうだよ」
「やっぱり魔王とか倒したりしたんですか?」
「まおう?」
違ったか。ということは道半ばで退いたのだろうか。あるいはまさかまだ現役なのか。
勇者がいるなら魔王もいると考えたが魔王は魔王と呼ばれるような世界じゃないのかもな。
俺が見る夢だ。どちらかと言えば老勇者とかカッコいいと感じてしまうし少し捻っている。この線はあるな。
ヤマーメとかイワーナとか何のひねりもないネーミングをしていたことは忘れれば。
「なにか魔物のボスを倒したりとか、それで勇者になった?」
「ああ、いや、まあね。湧者っていうのはそもそも湯父湯母みたいな正式な役職ではなくて本来、民間の呼称でしかないだけどなあ」
「というと?」
「いや、知らんのなら恥ずかしながら説明するけれど、私達湯父、湯母っていうのは温泉の管理者だ」
恥ずかしながらといいつつも少し嬉しそうに喋るヴァルス湯父を見ながら、俺は頷いた。
いや、説明するの自体が嬉しい可能性も高い。
「温泉を管理する役職ではなく、温泉を見つける、あるいは掘る人間も必要だろう。新しい温泉は、大昔では4大湯霊様達や、その使いになった特別な動物――霊獣というんだが、そういったものに夢枕で託宣を受けたり、導かれて見つけていたんだ」
俺の知っている温泉発見の逸話でも、夢で神仏に言われて、あるいは野生の鷲や鹿が傷をいやしているのを見て温泉を発見する話は全国各地に多様に存在している。夢の中でもそのケースは珍しくないようだ。
「ただ、道中で言っていた通りに温泉というのは魔物を寄せやすいしなんなら作りやすい。そう、その地の主として存在するような強力な魔物が温泉を守るかのように住処にしている時もある。そのケースだと、当然この魔物をどうにかしないと危なくて入れないね?」
「確かに」
「この主――冒険者たちはボス、などと呼んだりもするが、我々フロマエ協会が認定した主をいくつも倒した様な人間を、我々はかつて優れた湯の師、優湯師や縮めて優師と呼んでいたんだけれども、同時に、冒険者の中では勇ましき者、あるいは勇者と呼ばれていたんだな」
「つまり湯父は魔物のボスを倒して温泉をゲットした勇者か」
「いや、数十年前に名称があやふやになってきてね。一般の声も考慮して、水を現す3本を足したんだ。まるで泉のごとく。湧いた者、湧者ということだね」
そういって、湯父は泡を流して湯船に身を沈めた。「ふぅーっ」と声を出してリラックスだ。
勇者じゃなくて湧者か。このケースで行くと、湧者ってのはこの夢の中では沢山いるんだな。
もしかすると俺もいつか、そう呼ばれる可能性すらある。
湧者ユマルか。勇者と言われればどちらかといえばなってもいいけど、くらいではあるが新しく温泉を発見するというのは非常に心惹かれる。湧者ユマル。自分で発見した自分の温泉。
心躍るなあ。
個人的には空海とか行基とかはもはや温泉を探して歩いていたんじゃないかというくらい温泉を発見しすぎてて尊敬できます。
過去の偉人に感謝しながら温泉を楽しみましょう。




