1章---3(空子の妹)
草葉空子の妹の
草葉秋は 今 北高校の
1年生である。
小学校のときまでは 今のような天真爛漫な
小悪魔みたいな性格では なかったであった。
今では 考えられないが けっこう気が弱く
ちょっと びくびく臆病な
ところがある 性格だったのである。
そういう性格だったから 姉の草葉空子が
一生懸命 そう アネゴ気質になって
妹の草葉秋を 必死で守ったり
庇ったり 小学生なりに必死だったのであった。
そういう守ったり 庇ったりして もらえたことが
とても嬉しくて 本当に 草葉秋は
姉の 草葉空子のことを 高1の今でも
大好きであった。
しかしながら どうして そんなに小学生の頃と
今とで 性格が変わったかというと
草葉秋は秋なりに 姉にばかり迷惑を
かけてはいけない もっと臆病な自分を
変えたゆえだった。
臆病な性格を 変えたくて 変えたくて
ちょっと中学生になってから 変な思い込みを
してしまって なぜだか草葉秋は
この世の男どもが悪いと とんでもない方向へ
向かっていった。
そういう訳で 草葉秋は この世の男どもに
こびらせることに とらわれてしまったのだった。
本気で 愛してくれる男性なんていない
本気で 守ってくれる男性も もちろんいないと
自負していたから 男なんて 私のしもべとか
そんな感じにしか 思えなかった。
だから 三人の彼氏 つまり三又をかけている
草葉秋は 男をいつもデレデレさせるような
話し方や 態度をとっては 男なんて
そんなものだと もう今では 常日頃から
思うようになってしまっていた。




