1章---2(草葉の気持ち)
赤川洋子の親友の 草葉空子は 赤川洋子が
黒田洋と 付き合い始めて とても良い
パートナーに 恵まれたと 思っていた。
そう 心の底から祝福して あねご肌のある
草葉空子は 妹のような 赤川洋子の
微笑ましい笑顔を ずっと
見ていられるのが 幸せで ならなかった。
だから 赤川洋子が黒田洋と 付き合って
下校時は毎日 赤川洋子と黒田洋が
二人っきりで 帰って行くのを
見守っていた。
草葉空子は ちょっとだけ ひとり取り残された
気持ちにもなってしまったが
持ち前の 精神力で下校時は 他の友達を誘って
帰ったりして さびしさを何とか
誤魔化していた。
しかしながら 草葉空子が 家に帰れば
ちょっと しんどい思いに かられていた。
今 北高校に通っている 1才年下の
実の妹 草葉秋と 顔を合わせるのが
ちょっと しんどかったのである。
どうして こんなにも 同じ女子なのに
草葉秋と 実の姉である 草葉空子が
性格が 違い過ぎると 思っていた。
いつも 顔を合わせるたびに 半分
あきれ気味な気分と あとの半分は
怒り気味な 気分になってしまうのだった。
あまりにも 実の妹の草葉秋が 普通に
彼氏を とっかえひっかえして ときには
三又かけて 彼氏を作ったりとかするのが
嫌で嫌で 仕方なかったのである。
学校では 顔を合わさないようにしようと
努力して ほぼ学校では 顔を合わさないようには
していた。
しかしながら 家に帰れば
そういうわけには いかなかった。
妹の草葉秋は 姉の草葉空子の本心は
つゆとも感じてはおらず
「空おねーちゃん 大好き」
とか 平気で言って来るような
タイプの 人間だった。




