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いじられキャラの竜胆くん  作者: ピグマン
3/3

遅刻魔でクズ人間ないじられキャラ

リアルが忙しいです(>_<)

毎日更新の作者凄すぎでしょう…

誤字脱字の指摘、感想お待ちしております(OvO)

 セミロングの煌びやかな黒髪が風になびいていた。黒を基調とした制服に彼女の白い肌は対照的で、その純白が引き立てられている。スカートからスラリと伸びる足は、いかにも健康的な張りがあり、若々しくも妖艶さがある。

 

 白織優花しらおりゆうかは一人でウヒャウヒャ笑っている俺を見て、ウヘェみたいな顔をしている。


「お…、おはよう…ございます…」


 なんとか声を絞り出した。まずいところを見られてしまった。ぁぁ、きっと放課後に陰口を叩かれるんだ。女子からは嫌われないように気をつけていたのになぁ。


「また敬語なんだ…おはよう、竜胆くん」


 彼女は、さっきの一人笑いなど覚えてないかのように、クスクスと笑って答えた。きっとこの子は陰口なんか言わないんだろうな、と何故かそう思ってしまう自分がいた。


「それよか、大丈夫か?あと1分で遅刻しちゃうぞ」

「寝坊しちゃったんだよ…。さ、急ごう!」


 そう言って俺を先導して彼女はペダルを漕ぎだした。白織って自転車通学だっけ。寝坊したから、バスじゃ間に合わないとかそういう理由かもな。


 駐輪場が見えてくる。残りは30秒だが、トラブルがなければ、普通に間に合うだろう。俺は自転車から飛び降り、自分のクラスの駐輪場に駆ける。白織は既に自転車から降りて、スタンドを下ろそうとしていた。


 しかし、慌てていたのか、自分の制服に自転車を引っ掛けてしまって、自転車はそのまま横に倒れる。ドミノのようにその隣の自転車も倒れ、その隣も…。


 ガラガラガシャーンとうちのクラスの自転車が全部倒れました。お見事。ストライク。白織はやってしまったと額を抑える。そして、オロオロオロオロ。優等生の白織はこういううっかりミスへの対処が疎いのだろう。


 俺は自転車をその場に置くと、倒れた自転車を立て始める。


「いいの…?遅刻しちゃうよ?」

「…別にいい。今から行ってもどうせ遅刻だしな」

「そっか、ありがと…」


 白織が自転車を倒すところを一部始終見ていたら、時間なんてとうに過ぎた。遅刻確定である。むしろ開き直るのが俺のモットー。


「竜胆くんはさ、よくわからない人だよね。一人で笑っててキモかったり、自転車立てるの手伝ってくれたりさ」


 白織はそう呟いた。


「さいですか。でも、まぁ、白織もこういうドジなところがあんだな。人間なんだなって安心したわ」

「どーゆー意味だし!」


 ビシッと俺にチョップを食らわせる白織。聖女とかそういうアレだよって言おうと思ったけど、恥ずかしいから止めた。



____________________________________


目の前に、鬼ババアがいた。それはもう、顔を真っ赤にして、怒ってらっしゃる。担任の先生、陽子ちゃんである。


「言い訳くらい、聞いてあげてもよくてよ?」


なるほど、弁明次第では鉄拳制裁を免れられるかもしれないというわけか。望むところだ。


「今日はですね、母親の朝ごはんがとても美味しく感じられてですね。残したら間に合ったかもしれませんが、親を悲しませたくないがために、朝ごはんを全て食べて来てですね…」

「さ、白織さん。教室に上がりましょうか」


陽子ちゃんは白織を連れて、教室に上がろうとする。


「マッテェー!センセー、ボクモイマスヨー!明日こそは…!明日こそは…!間に合ってみせますんで」

「竜胆くん、オオカミ少年って知ってる?」


白織が先生の後ろですっげえニヤニヤしてる。なんというかとてもムカつく。あ、そうだ。


「実は、白織さんに嵌められまして…」


なっ!って顔で驚く白織。クックック、一人で逃げられると思うなよ。


「僕が、今日、遅刻したら先生に怒られるって話したら、急にみんなの自転車を倒して、それを元に戻すのを手伝わせて…!」

「…白織さん、本当なの?」

「ちょっ、先生!オオカミ少年の言うことを信じるんですか!?」

「確かに、さっき自転車が倒れたような音がしたものね。白織さん、竜胆くん、放課後残って花壇の草むしりね。上がってよろしい」


そう言って、陽子ちゃんはその場を後にする。白織はこっちを睨んで、ムスーとしている。ムーってしてる女の子の表情ってなんかいいよな。


 悪く思うな、白織。俺はゴミ人間なんだよ。また一人でフフッと笑って、俺は階段を上った。












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