ナビだって、全てを把握は出来んのよぉ。
大戦が起こる数日前、地上の、とある深い森を縄張りにしている、聖獣フェンリルの元へ、魔神族の母が、2人、訪ねて来た。
どちらも片腕に、小さな子供を抱いて、反対の手に、大きな荷物を持っていた。
2人は、フェンリルを見つけた安堵と、反面、フェンリルに対する恐怖で、震えながらも、子供だけは落とすまいと、唇を噛み締め、近づいてくる。
母子を見下ろした、フェンリルに、ギロっと、睨みつけられ、一瞬、怯み、下を向いてしまったが、意を決したように、血の気を失った、青白い顔を上げる、母2人。
子供をしっかっと、抱いたまま、フェンリルに、深々、礼をして、再び、顔を上げた。
「突然のご無礼、お許し下さい。」
「聖獣フェンリル様、お願いがあって参りました。」
「どうか、お願い致します。」
「この2人の子を、匿っては、頂けないでしょうか。」
フェンリルは、何も言わないが、動きもしない。
2人は、無言のフェンリルに、戸惑いながらも、話を続ける。
「魔神族の、我王は、近々、龍神族と、大きな戦いを、おこします。」
「力が均衡している、神族同士の戦いです。」
「お互いの浮遊大陸を、戦場にしない為、空ではなく、地上で、戦います。」
「どちらの神族にも、関係のない地上は、大きな魔術や、力のぶつかり合いで、壊滅的なダメージを負うでしょう。」
「神族の魔術や力を、地上の人々では、防ぐ事は、出来ないでしょう。」
「そして、いかに、魔神族といえども、龍神族との、戦いに、無傷では、いられません。」
「命を失ったり、大怪我をするでしょう。」
「そして、魔力が足りなくなったり、傷を負うと、戦力にならない弱い者から、順に、喰べられてしまいます。」
「特に、王族は、失ったそれらを補う為、同族を、生きたまま、喰らいます。」
「このままでは、一番小さな我が子が、一番に喰らわれてしまいます。」
「二番目に小さい我が子も、喰らわれてしまいます。」
「勝手な願いと、重々、承知しておりますが、どうか、我が子達を、匿って頂けないでしょうか。」
「まだ、楽しい事も、嬉しい事も、全くと言っていい程、経験していないのです。」
「何も分からない内に、生きたまま、喰べられるなんて、酷過ぎます。」
「何とぞ、聖獣様、愚かな母の願いを、聞いて頂けないでしょうか。」
「面識もない私達の、身勝手な、お願いですが、どうか、子供達を助けて頂けないでしょうか。」
切実に涙を流しながら、懇願する、ここまで来るのに、魔物に襲われたのか、傷だらけの、魔神族の母達を見て、フェンリルは口を開く。
「まずは、我の疑問に答えよ。地上が、戦場となるなら、何故、我を頼ったのだ。ここも、巻き込まれるとは、考えなかったのか。」
なんの感情も、感じられない、抑揚なく、低く響く声。
母達は、その声に、怯え、震えながらも、精一杯、真摯に答える。
「ひとつは、ここは、戦場予定地より、とても遠いのです。」
「ひとつは、たとえ、魔術が、飛んで来ても、フェンリル様は、強固な結界を張れるから、フェンリル様のお側であれば、安全と聞きました。」
「又、追っ手が来たとしても、••魔神族が、束になったところで、フェンリル様には、敵わないからです。」
フェンリルは、強さを誇る魔神族に、褒められ、まんざらでもない。
「ほぉっ。続けよ。」
「はい。そして、地上が戦場になるので、魔力の高い者は、地上に降り、私達が暮らす、浮遊大陸の、魔力を補えなくなる可能性も高く、浮遊大陸に隠しても、浮遊大陸そのものも、無事とは、限らないからです。」
「フェンリル様の、お力があれば、我が子達は、傷一つ、つかないでしょう。」
「そして、聖獣様の中でも、フェンリル様が、最も、心優しいと、とある天神族が、教えてくれました。」
「大戦が起こるとなった時は、フェンリル様を頼るようにと。」
フェンリルは、ジィーっと、母子達を見ている。
「何とぞ、我が子を、お助け下さい。」
「何とぞ、我が子を、御守りください。」
必死で我が子の保護を願う、母達を、飽きるまで、眺め、フェンリルは、大きなため息をついた。
「天神族かぁ。たぶんにして、あいつだな。余計な事を言いやがる。」
フェンリルは、本来、大木の高さの、半分もあろうかの、大きさだが、小さくもなれる。
母親達の、背丈ほどの、大きさになり、フェンリルは、座った。
それまでは、巨大なまま、仁王立ちで、母親達を、見下ろしていた。
「で、子を我に預けて、お前らは、どうする。」
「そう尋ねられると言う事は、預かって下さるのですね。」
「まあな。」
母達は、顔を見合わせて、ホッとし、腰が砕けた様に、地面に座り込む。
「天神族のあいつに、知恵をつけられて、ここまで来たなら、面倒だが、断る訳にもいかん。で、お前らは、どうするんだ?」
「はい。私達は、子を隠した罪で、大戦中に、理由をつけて、王に、喰われるでしょう。」
フェンリルは、驚く。
「本当に、同族を喰うのか? 獣の我らとて、同族を、守りこそすれ、腹が減っても、喰わないのに。」
フェンリルの、眉間に、困惑の皺が寄る。
「そうと分かっているなら、みすみす、殺されに、戻らず、ここにいて、子を育てたら良いだろう。」
母達は、黙って、ゆっくりと、首を振る。
「私達には、この子の他にも、戦場に出る、成人した、子がおります。」
「私達まで逃げたとなると、その子達が、私達の、幼子を隠した、罪を被り、喰われるか、あるいは、最前線に送られ、盾にされ、どちらにしても、死んでしまいます。」
「それは、なりません。」
「我が子が、母の為に、死ぬのは、なりません。」
「この度の行動は、誰にも、話してないのです。」
「私達の独断で、来ました。」
「大戦が始まれば、この子達が、いない事が、バレてしまいます。」
「その時は、私が、王に、喰われます。」
「私も、我が子が、喰われるぐらいなら、我が身を差し出します。」
「身勝手な言い分ばかりですが、私達は、戻ります。」
「フェンリル様、どうか、幼子を、よろしくお願いします。」
「そして、叶うのならば、魔神族には、関わらない生き方を、させて下さればと、願います。」
「なるべく多く、必要になりそうな物を、集めて、鞄に詰め込みました。」
「それでも、全然足りないでしょうが、バレずに持ち出すには、これが、精一杯でした。」
「何もかも、お任せするのは、心苦しいですが、申し訳ございません。」
子を降ろし、荷物も、降ろすと、跪き、ギュっと両手で、我が子を抱きしる。
しばし、抱きしめたままで、いたが、意を決したように、母達は立ち上がった。
「フェンリル様の言う事を、しっかり聞いて、希望を持って、生きてね。」
「幸せを自ら掴めるように、強く育ってね。」
「母達は、遠くから、あなた達を、ずっと、見守っているから。」
母達は、何度も何度も、振り返り、振り返る度に、フェンリルに頭を下げ、我が子を見つめながら、戻って行った。
幼子は、ポロポロ涙を流すが、その場を動かず、自分の置かれた状況を、理解しているかのようだった。
「天神族めっ。あやつは、余計な事を言いやがる。おかげで、子育てを、する羽目になった。はーっ。チッ。引き受けた以上、育てるか。」
フェンリルは、自分の一族を呼ぶ。
幼子の事を、大まかに説明し、一族に迎入れるからには、育児に協力するよう、命令した。
一族に、幼子と荷物を、巣穴に運ぶ様、伝えると、メス達が、幼子を優しく、咥え運んで行った。
「大戦が、始まるのか。あの馬鹿者めら。血の気が多過ぎだ。しかも、地上でとは。呆れるわっ。空で殺り合えば、よいものを。」
フェンリルは、大戦による、被害を、予測する。
「ここも、大戦の影響があるかも、しれんな。」
縄張りを見回り、巣穴に戻る。
魔神族の子供は、3歳の男の子が、クロム、2歳の男の子が、ボルスという。
「預かった以上、守ってやらねばな。」
フェンリルは、今後の子育てを、一族のメス達に任せ、大戦に備え、ここより、安全な住処を探す。
幼子達の、父親達は、すでに、小競り合いに巻き込まれ、亡くなっていた。
時を同じにして、聖龍の所にも、こちらは、龍神族の母と2人の幼子が、来ていた。
魔神族と同じく、龍神族の幼子も、喰われてしまうから、との事だった。
そして、ここも、天神族に聞いたと言う。
「天神族は、あいつしか、思い当たらない。あいつめっ。」
そして、この母も、他の、戦場に出る、我が子の為に、戻って行った。
フェンリルも聖龍も、母親達に、我ではなく、天神族に頼れと、言おうかと、一瞬、考えたが、言うのをやめた。
天神族は、他種族を守りに、戦場へ行くだろうが、幼子とはいえ、大戦の元凶の、神族を、守る余裕はないだろう。
他種族達だけでも、天神族より、数は多い。
「諦めて、預かったものの。子育てなんてな。丈夫な神族といえども、我では、傷つけない方が、厳しいな。子龍程、頑丈ならば、いけたが。」
聖龍は、大きなため息をつき、小回りのきく、聖獣のカーバンクルを呼ぶ。
事情を話、幼子の世話を頼む。
「了解しました。」
カーバンクルは、二つ返事で、引き受けてくれた。
龍神族の子は、2歳の双子で、男の子は、デビオン、女の子は、シリルという名だと、母から、聞いていた。
「この子達が、住めるような、住処を探さねば、ならないかっ。」
大戦を前に、聖龍も、安全な、住処を、探す事となる。
大戦が始まり、地上の半分は、2つの神族達のせいで、焼かれ、浮遊大陸も落下した。
フェンリルも聖龍も、大戦により、天神族が、全滅した事を知り、深い悲しみにくれる。
「そうか。あいつも、死んでしまったのか。」
「はぁ。子育てを、我にさせ、その文句も聞かずに、亡くなったのか。あの阿呆はっ。」
「天神族らは、己より、他者を重んじ、過ぎなんだ。」
「こんな馬鹿げた殺され方、しゃがって。」
「阿呆めっ。」
長きに渡り、交流のあった、友人の死に、嘆きは、大きい。
その、あいつは、精霊になり、元気に飛んでいたのだが、知るよしもない。
だが、どちらも、いつまでも、悲しんでは、いられない、現状を、突きつけられている。
多くの死により、毒が広がり、無事だった緑も、加速して枯れていく頃、聖龍もフェンリルも、ナビ達が、結界を張った、山脈を見つける。
「誰が張ったか、知らないが、この結界は、よく出来ている。善なる者しか、入れないなんて。」
「我の結界なぞ、子供の遊びのようだわ。なんて広範囲で、強い結界か。」
「ここなら、広がる毒も、入れぬだろう。緑豊かで、生き物もいる。今の我らには、ありがたい。」
「許可無く入るが、許してもらおう。」
聖龍も、フェンリルも、お互い、反対側から、結界内に、入ったのと、毒霧が、迫ってきて、急ぎ、結界の中に、避難したので、気配さえ、気が付かない。
強固な結界に、感心し、防衛に控えているゴーレム達の、できにも、感嘆の声を上げた。
「この結界もゴーレムも、たいしたものだ。ここの空気は、清浄を保っていて、魔物も、動物達も、のびのび暮らしている。」
それぞれ、雨風防げる、住処を見つけ、寝ぐらを整えた。
「もしや、天神族が、先を見越して、結界を張ったのかもしれん。」
「最近、毒の広がりやら、何やらで、神経を擦り減らしていたが、やっと、落ち着ける。」
聖龍は、双子を、カーバンクルに預け、食べ物を獲りに行きがてら、辺りを見回る。
フェンリルは、一族に子供を預け、数匹のオスを連れ、狩りに出た。
預かった、どの幼子も、母と別れた時に、泣いた以外は、感情が、ないように、おとなしい。
預かってから、一言の声も、聞いていない。
「幼子の行く末が、心配だが、今は、新たな環境に、慣れるのが、先だな。」
その後も、逃げてきた魔物達が、結界内に、入って行くが、入れない魔物も、多くいた。
入れなかった魔物達は、毒が変化し、瘴気になり、瘴気から生まれた魔獣や、食べる為に、必死の神族達に、追いかけ回され、捕まり、喰われていった。
ナビ達は、結界内に、魔物が増えただけでなく、2つの神族の幼子まで、入っているとは、かけらも、把握していなかった。
ただ、瘴気が結界内に入り込もうとして、バチバチ当たっているのは、感じていた。
が、キイ以外のナビ達が、総力を上げて張った、結界の強度に自信があり、全体が、バチバチしていても、細かく、見回りはしなかった。
スキルである、ナビ達は、主人の成長に、合わせて、成長し、箱庭は、ナビの成長に、合わせて、様々な、機能が、増えていく。
ベルの箱庭は、デラが、管理している、統合され、果てしなく広い箱庭もあるが、キイが、管理する、まだ小さな箱庭もある。
デラの管理している箱庭からは、箱庭内の季節によって、各種の収穫が、短い期間で、次々と、行われている。
それが、地下空間の他種族や、動物達の、食料に、なっている。
箱庭内では、箱庭独自の、生き物の、畜産も、漁業も、自動で、行われ、他種族は、それによる、バランスよい、食料が、配給されていた。
キイは、ナビ達が控える空間で、黙々と、未だ、1人で、箱庭を作っている。
ニアは、キイの成長の見守りも、担当してたので、時々、声を掛けているが、返事はない。
キイの箱庭を、ニアが、見ようとしても、身体で隠し、見せてくれない。
「ご主人様によって、多少、箱庭の機能が、違うのよね。」
「キイのは、まだ、複雑な機能は、発現してないと、思うけど。」
「私達って、基本は、1人だけで生まれて、相談するなら、ご主人様しか、いなかったじゃない。」
「ベル様は、まだ、小さいし、私達も、こんな風だったのかも。」
「でも、ここまで集中していた?」
「もう、覚えていないわ。」
「大人しくしているし、好きにさせてあげましょう。」
キイに関しては、いつも同じ、結論になっていた。
ニアは、自分の生まれた頃と、比較しても、キイは、異質な、気がしていたが、ナビも、個人差があるので、みんなの言うように、見守るしかないと思っている。
ベルが産まれて、半年程経ち、ベルの屋敷の庭は、色彩豊かな花々が、咲き乱れていた。
花が咲き始めた頃、たくさんの精霊達が、ベルを庭に誘導する。
「ごらん。ベル。」
「ん?」
「これよこれ。」
「ベルに見せたくて、みんなで頑張ったわ。」
「おうっ。」
ベルは、初めて見る花々に、目をまん丸にして、見入っていた。
「そうか。そうか。」
「びっくりか?」
「初めて、見るものね。」
「これが、お花よ。」
「もう少し、大きくなったら、花の名前を、教えわね。」
ベルが、しばらく見入ってから、声を上げて、嬉しそうに、笑うので、精霊達は、大満足し、ベルと、一緒に、笑顔になる。
「何故、窓から、ベル様が、外に出たの?」
焦る、ゴーレム達に呼ばれ、ナビ達は、その様子を見た。
「あーっ。これは、決まりだ。」
「絶対、精霊は、いるのよ。」
「もう、精霊が、いる事を、認めましょう。」
「それにしても、綺麗に、咲かせたわね。」
「私達は、箱庭でしか、花を咲かせないから、ベル様に、見せるまで、考え付かなかった。」
「こんなに、ベル様が、喜ぶなんてね。」
「早くに、気が付いていたら、今の、ベル様の笑顔は、私達のものだったのに。」
ナビ達は、自分達では、思い付かない事で、ベルが、嬉しそうにしているのを、その後も、度々、見かけるようになった。
ナビ達の心境としては、ベルがニコニコ過ごしているので、嬉しいような、その笑顔が、自分達の力ではないから、寂しいような、羨ましいような、複雑だが、ベルの為には、良い事だと、納得しようとした。
その頃から、ベルは、天気の良い日は、庭に出て、花の上を飛ぶのが、日課となる。
両親は勿論、花の世話を休んでいる、他の精霊達も、ベルの子育てに、積極的だ。
「広い庭を飛ぶのは、良い運動よね。」
「ベルは、たくさん運動して、たくさん寝て、元気に大きくなるんだもんな。」
日々、咲く花が、変わったり、減ったり、増えたり、ベルを飽きさせない。
「どうよ、ベル。綺麗だろ。」
「こっちも、綺麗なの咲いてるわよ。」
みんなに呼ばれ、嬉しそうに、飛びながら、手を叩くベルを、精霊達は、ほっこり眺めている。
「ちれいね。」
「そうだろ。そうだろ。」
「ベルは、いい子だねぇ。」
「いい子にゃにょ。」
「はははっ。ベルは自画自賛だな。」
「結構、言葉を覚えてきたわね。」
「おぼえちぇちた。」
「これだけの精霊が、一日中、話しかけていれば、おしゃべりも、早やくなるよ。」
「それだけじゃないぞ。ベルが、お利口さんだからだ。」
「なんで、あんたが、ドヤ顔なのよ。」
「そりゃ、わしの孫だからな。」
「あんただけじゃなくて、みんなの孫だわ。」
「こりゃ、一本取られたなぁ。」
精霊達は、いつも、賑やか。
ワイワイしている中にいて、ベルの表情も、豊かになってきた。
まだまだ、ハッキリとは発音出来ないが、周りに、なんとなく、意味が伝わるぐらいは、話せる。
「ベル様は、精霊と、お話出来るのよね。」
「うん。私達が、教えてない、言葉が、増えてるもん。」
「見えてもいそう。」
「見えてるんじゃないかな。追いかけている仕草してるから。」
「精霊、ずるい。私達のベル様なのに。」
「私達の声は、ベル様に聞こえても、私達の姿は、ベル様には、見えないものね。」
「なぁんか、悔しいね。」
「私達も、ベル様を抱きしめたいのに。」
「頭だって、撫でたいよぉ。」
「ほぉれっ。仕方ない事を、嘆かないの。」
「うん。でも、悲しいわ。」
「もぉっ。精霊、侮れないわ。」
ナビ達は、どんよりした、気分を、払拭できないでいる。
まさか、二万近く、多種多様の精霊達が、屋敷に集まって、暮らしているとは、知るよしもない。
せいぜい、いても、5匹ぐらいと、思っている。
対して、精霊達は、ナビが何人いて、何を話しているか、気にもしていなかった。
光の精霊達は、ナビをスキルに持っていた者を、集めれば、ナビが何人いるか、判明するのだが、そんな事より、ベルだった。
ベルを楽しませる、喜ばせる、ベルに教育する、マナーを教えるなど、ベルの、今後について話す方が、有意義と考えている。
これ程、多くの者達が、屋敷で暮らしているのだが、誰がが、この屋敷に、訪れたら、ゴーレム達と、ベルしかいない、おかしな屋敷に、見えるだろう。
しかし、訪れる者は、居ないので、心配は、御無用だ。




