年の功
【本日の運勢】
No.1534 ガチョウ
No.4468 理屈抜き
No.3113 年の功
No.3314 チキン南蛮
No.496 過去
No.4882 ゲームセット
サイコロ振って出た数字が「3」
(▭-▭)φ:「年の功」かぁ〜。亀の甲より年の功って言うけど。
(▭-▭)φ:人によると思うんだよね。
(▭-▭)φ:己の研鑽を怠らない人だったら年の功だろうけど
(▭-▭)φ:ただ年取って「敬え」とかいう人は老害ですから。
(▭-▭)φ:ま、頑張っていこうか。
「起立、気をつけ、礼」
『お願いします』
「着席」
何時も通りの掛け声と同時に、現文の授業が始まった。
だが、この現文の授業はかなりきつい。
なぜなら――、
「では今日は君達の勉強について話します。まず君達は中学2年生で中学の学習を終わらせ、中学3年から高校2年で高校の学習を終わらせる。そして高校3年生で大学の対策をするという事をします。これは普通の市立の学校と比べて、授業の進みもレベルも段違いです。これについていけなかった子は高校には進めません。先生高校に進めなかった子に聞きました。するとね〜」
担当の先生がこんな話を展開し始める先生だからだ。
一回ならまだありがたい話と思えるかもしれない。
だが、まだ一学期だというのに3回は聞いた記憶がある。
「⋯⋯また、始まりやがった。授業しろよ」
右斜め後ろに座っている男子中学生――佐藤天星は他の授業では不真面目だが、しっかりとしてない授業では逆に真面目に受けたいようだ。
だが、その呟きは教室の総意でもあった。
要領の良い子は先生の話をメモしているふりをして問題集を解き、ある子は気にせず問題集を解く。
正直に行って先生ガチャは外れだ。
長話を聞いてるふりをするのも飽きて喉が渇いたので水を口に含んだ。
すると――、
「氷室君。人が話をしているときに飲み物を飲むなんていけません!」
「ん?」
口に水を含んだままだったのでつい素の声が出てしまった。
「どうしました? 佐藤先生」
そう口にすると静まり返っていたドッと沸いた。
そして先生は体を小刻みに揺らして震えている。
「⋯⋯あれ、俺なにかしたっけ?」
「先生の名前くらい覚えて『斎藤先生』だよ」
後ろの席の子が肩をつついて教えてくれた。
長話の途中や授業中に似顔絵を交換し合ったりして遊ぶぐらいの仲だ。
「あ、⋯⋯斎藤先生」
「氷室、ふざけているのですか? 私は『佐藤』でも『斎藤』でも無く『高山』です!」
「え、すいません! 人の名前覚えるのが苦手で⋯⋯」
真面目に回答したつもりだが教室はまた笑いに包まれる。
「そもそも、人が話しているときに水を飲むんじゃありませんよ」
「人が話しているときに水を飲んではいけない。確かにその主張は分かります。が、賛同はできません。」
そう言うと教室は静まり返る。
私はそのまま続ける。
「私は喉が渇いたから水を飲んだ。それをなぜ先生の長話を理由に我慢しなければならないんですか?」
「いやだって、人が話しているときですよ」
「それは先生の話が長いからですよね。以前も同じような話を拝聴しましたが、何回も言わないと私達が理解できてないとお思いで? それに先生の話は大事ですが、授業を進めてほしいですね。先生の長話に付き合わされる身にもなって下さい」
「なんだ、その態度は。年上に対する礼儀がなってない! 目上の人に対する敬意が無いではないか」
「いえ、尊敬に値する人ならば、年上でも年下でも相応の敬意を払いますよ。まあ佐藤先生が子供一人に言い返せず困ったらこの小さい学校という小さな社会での立場を利用して黙らせようとしている。尊敬に値するかどうかは、分かりますよね?」
「うっ、いやだが!⋯⋯⋯⋯」
「何です? 言ってくださいよ。言いたいことがあるなら聞きますよ。これで最後にしてくださいね?」
「⋯⋯⋯⋯」
〜〜
その後佐藤、あ、高山先生は職員室に戻り、理事長兼校長に訴えたらしいが逆に私が称賛されたらしい。
クラスメイトたちは普段の様子との豹変ぶりに驚いて、そして授業が正常化されたことに感謝している。
元△◯□小生徒を除いては⋯⋯。
めでたし、めでたし。
(▭-▭)φ:私は中学生の頃こういう先生がいて、このようなことをしたことがありました(笑)
(▭-▭)φ:流石にフィクションはありますよ?
(▭-▭)φ:この作品の続きが読みたい!もっと知りたい!と思ってくれたら感想で教えてください。
(▭-▭)φ:辛口コメントやアドバイスも逆にくれるとありがたいです!
(▭-▭)φ:(根拠のない誹謗中傷には枕を濡らします 例)この作者絶対中二病だな。この作者どうせ学校でボッチだったんだろうな。etc...)
(▭-▭)φ:作者の気まぐれと感想の反響に応じて連載化する場合もあります。ご了承(?)ください。
(▭-▭)φ:ブクマと↓の☆をワンクリックで作者を弄ぶことが出来ます。ね? 簡単でしょう。




