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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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737:Amen!

ガブリエルはイスラムではジブリールとも呼ばれております。ここではガブリエルで統一します。

「真那? ああ、彼女ですか。お返しする事は出来ませんね」

「なんでよ? 私たちは真っ当な事を言ってんのよ。ここのクソくだらない人体実験をやめろって言ってんのよ」

「だからこそ、です。データはあらかた取り終えました。あとは有効利用(・・・・)するだけです」


 有効利用? 凄く嫌な予感がする。それにカトリック……バチカン……ヘブライ……天使か!


「止めるよ、みんな! こいつら天使を真那さんの肉体に召喚するつもりだ!」

「ほほう? なかなか鋭いですね。これも主の思し召しなのでね。悪く思わないでください」

「カトリックの大親玉がそんな命令出すと思ってるの?」

「我らは神の代行者。神罰の地上代理人ですから」


 どうやら教皇とかそういうレベルの話じゃ無いみたい。


「くそ、今すぐ強行手段で壁ぶち破って救出するよ!」

「させませんよォ」


 司祭の身体が膨れ上がった。


「ぐふふふふふ……この姿になるのは何年ぶりですかね。神罰執行機関、大司祭ピオーヴァ、参ります」

「なんだよ、その厨二病的な組織!」

「ひとみさん、下がって!」


 楓ちゃんが向かってくるピオーヴァを迎え撃って膝蹴りをかます。しかし、それを食らってもビクともせず、楓ちゃんの膝を掴んで地面に叩きつけた。


「楓ちゃん!?」

「痛ててて、大丈夫です。びっくりしたあ」


 どうやら肉体的に無傷らしい。いや、あのスピードで叩きつけられて無傷とかどうなってんだと思うけど、それが鬼なのだろう。


 楓ちゃんの抱えてたオッサン? その辺に転がしてるよ。さすがにオッサンは殺しはしない……いや、わからんな。一応守っておいて貰おう。お願いします、葵さん。


 葵さんは水の結界を自分とオッサンに張った。強度的には大丈夫と思うけど。……あの中空気あるよね?


「余所見をする……」

「ちぇりゃあ!」


 楓ちゃんが司祭の横に移動して今度はドロップキックで吹っ飛ばした。


「今です、ひとみさん。助けに行ってください!」

「わかった。楓ちゃん、頼むね」

「私も残りますわ!」

「私はひとみんと一緒に行くよー」


 ハルを連れて奥に行かず壁をぶち破った。ベヘモスの力があればこれくらいは楽勝だ。いくつかの壁をぶち抜き、真那さんの寝ている部屋へと入った。まだ寝ているようだ。間に合ったかな?


「ひとみん、それ、フラグじゃあ……」


 ハルが言い出したら真那さんの身体がピカーって光った。


「嘘!?」

「私じゃなくてハルのセリフがフラグだったんだよ、きっと」

「責任転嫁はやめよーよ」


 真那さんの身体はそのままふわりと浮き上がって中空に静止した。ゆっくりと目を開く。


「不浄の者よ、ここから去りなさい」


 ハルを指差しながら言う。あー、ハルは吸血鬼だもんね。真祖の。


「あなたこそその身体から出ていきなさい!」

「ハイエルフ……? なぜあなたのような存在が吸血鬼と?」

「彼女は私の大事な友人だもの!」

「ひとみん、そこは大事な恋人って言って欲しーなー」

「この非常時に何を言っとるか!」


 ギャーギャー言い合う私たちを後目に天使?は悠然としていた。


「痴話喧嘩は終わりましたか?」

「痴話喧嘩じゃありません! で、真那さんの身体を乗っ取ってるあなたは何者ですか!」

「私の名は熾天使(セラフィム)ガブリエル。神の左に座す者と呼ばれた者です」


 無茶苦茶大物やんけ!

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― 新着の感想 ―
[一言] >私の名は熾天使ガブリエル。神の左に座す者と呼ばれた者です  ん?  ガブリエルは四(または三)“大天使”。 階級は下から2番目の大天使じゃなかったかな?  天使階級の1番上である熾天使じ…
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