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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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473:今日もいい日でありますように

すりすりに留めたのはハルも一緒である事を尊重したからなのです。これはひとみんには分からないこと。

 ベッドの上ですやすやと眠る二人。シーツはそんなに乱れてない。昨夜は疲れてそのままだったのかな? まあともかく起こそうか。


「楓ちゃん、朝だよ。起きて」


 手を触れてゆり起こそうとした瞬間、腕ごと布団に引っ張りこまれた。えっ、なにこれ?


「わーい、ひとみさんだ」

「お姉様、おはようございます」


 引っ張りこまれた先では二人が待ち構えていて前後から挟まれる形になった。背中と胸になんか柔らかいものが当たってる! 頬っぺた、頬っぺたなの?


「すりすり、すりすり」


 にょわー! 微妙にくすぐったい。それ以上の事はしてこないみたいだけど前後から挟まれてるからねえ。布団の中で臭いがこもって、いや、いい臭いなんだけど。二人とも同じ香水でも使ってんのかな?


「もう、二人ともいい加減にしなさい。朝ごはん作れないじゃない」

「はーい」


 示し合わせたように同時に離れる。何、練習でもしてたの?


「楓の事は身体の隅々まで知ってますから今更打ち合わせとか要りませんわ」

「昨日は言う程隅々までしてないじゃん」

「そういう事ではありませんわ」


 昨夜もしたのは間違いない様だ。見た目だけきちんとしてたのは私を待っていた訳か。すりすりするために!


「お姉様なら起こしに来てくださると信じてましたわ」

「実は早くに起きて走ってシャワーも浴びたんですよね、二人で」

「皆さんが寝てますから部屋のシャワーを使ったんですわ。もちろん汗を流しただけです」


 完全なフェイクだった。それにしても早起きしてたのか。さすがアスリート。


「楓はそろそろ試合ですからその調整ですわ」

「試合? なんか部活の助っ人?」


 楓ちゃんは色んな部活の助っ人をする事がある。今回もそれかと思ったのだが。


「違いますわ。ギリシャ神界の試合です」

「今度の土日にやるんだって。澪は私のせいだからって一緒に走ってくれたんです」


 元々は澪ちゃんの試練だもんね。まあ楓ちゃんはやりたそうにしてたからいいけど。


「出る以上は優勝したいですから」


 うんうん、その意気。それじゃあ朝ごはんたっぷり食べてもらわないと。


「そっか。じゃあ朝ごはん沢山食べてね」

「はーい」


 そっか。闘技大会もうすぐなのか。是非とも応援に行きたいものだ。しかし、各地から英雄が集まるとか言ってたけどどんな人たちが集まるんだろうね。


 朝ごはんを二人の分だけパワーブレックファストにしておいた、朝からガッツリだよ。わた私的には焼けたお肉の臭いでおなかいっぱいなんですけど。


「二人ともよく食べるね」

「お姉様のお料理は残さずいただきます!」

「朝からお肉たっぷり食べれて幸せです」


 他の人は焼き鮭定食っぽい感じのもの。日本人の朝はこれだよね。海苔だけ韓国のり。この微妙な塩分が好き。


「美味しいですね。これはあごだし?」


 おお、琴葉さんよくご存知で。というかまだ居たんですね。私も料理しますからってそれなら手伝って貰ったら良かったかな?


「ひとみんの朝ごはんは最高ーっ。私の為に毎日お味噌汁作ってー」

「言われなくても作るわよ。私が作らなきゃ朝ごはん食べないもんね、ハルは」

「ひとみさんの朝ごはんは食べるとあったかい気持ちになります」

「あ、そうですか? えへへ、ありがとうございます」


 ハルと葵さんで反応が違うってぶーぶー文句言われた。日頃の行いの差だよ。私もさっさと食べて片付けるとしますか。しばらくは何も無いといいなあ。いい加減疲れて来たよ。

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― 新着の感想 ―
[一言] >手を触れてゆり起こそうとした瞬間 え? 百合起こそうとした?(難聴) >しばらくは何も無いといいなあ 約束があって、延期にされた以上、そんな望みは叶うことなど無く……。
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