1172:米軍の選択
という訳でダラダラしたのはおしまいの予定です。
「それで他の魔法使いたちはどうしてるの?」
「知らないわよ。まあ殺しても死なない様なやつばかりだし、生きてんじゃないの」
なんというか身も蓋もないね。詳しくは目の前に現れてから聞けばいいって事でこの件は保留。そのうち出会う事もあるんじゃないかな。
「きぃめた、私、その子弟子にするねぇ」
いきなり何を思ったのかモーガンさんが指さしたのは澪ちゃん。え? どゆこと?
「なんとなぁく波長が合いそうな気がするのよねぇ」
「あ、お断りしますわ」
「即答ぅ? なんでぇ? オトコとか選り取りみどりよぉ」
「そもそもオトコに興味無いですもの」
モーガンさんの頭の中にはてなマークが多数浮かんでる模様。まあ澪ちゃんのターゲットって楓ちゃんと私だもんなあ。
「ギリシャの女神なら絶対男好きか処女だと思ったのにぃ」
「人聞きの悪い事を言わない」
まあ主神がプレイボーイで手当たり次第だから仕方ないのかも。というか澪ちゃんの身体にもそのろくでもない主神の血が流れてるんだよなあ。
「私が弟子を取るならそこのお嬢さんですね。波紋というか水との相性も良さそうですし」
「お気持ちはありがたいんですけど、勤めもありますし、その湖から離れなくなりそうで」
そういえばヴィヴィアンさん、ここに来てて大丈夫なの?
「剣に魔力を注いで来ましたから二、三日なら大丈夫です。ご心配ありがとうございます」
問題無さそうなら良いや。
「そういえばレミー、アメリカはあんたとモーガンだけなの?」
「ん? そうだね。まあ私が失敗したの知ってどう動くかはわかんない。今の大統領は民主党だからね」
民主党だとなんか違うんだろうか? 日本にも同じ名前の政党は昔存在したんだよね。まあ私は選挙権なかった頃だから知らんけど。
「上院議員とかが暴走するかもしれないしねぇ。特権意識のカタマリみたいなのが多くて困るわぁ」
「いや、あんた殆ど困ってなかったでしょ」
「困ってたわよぉ、食事とかぁ。若くて良いオトコが欲しいんだもぉん」
そんな事言われても私の知り合いで若くて良いオトコ……豊さん以外で。えーと、良いオトコに分類されるのは黒木さんかなあ。高宮さんはお歳を召していらっしゃるからアウトだね。
「じ、人外でもいい?」
「吸い取れないこともないけどぉ、人間のが一番なのよねぇ」
「やるなら向こうに帰ってからやりなさいよ。ううーん、まあ次が来るんじゃないかな」
どうやらレミーさんもモーガンさんも動くと思ってるらしい。あ、バハムートさんクラスが出てくると厄介なんですけど。
「龍皇は日本で龍人が生まれたから見に行くついでにって言ってたわよ。だからもうそういうのは居ないんじゃない?」
どうやら葵さんを見に来ただけだったらしい。普通に会いに来れば良いのに。いやまあ警戒するか。
「来るなら多分軍隊でしょうね。私たちが行くのも反対して軍隊で一気に抑えるべきだってのが居たからね」
え? アメリカと戦争するの? 勝てないとは言わないけど嫌だなあ。でも同盟国の国内でそうそう派手な事はしないよね? 日米安保とかあるもん。
「まあ一応私たちもしばらくは滞在するわよ。軍隊が来るかどうか見たいしね」
「見るだけですか」
どうやら手伝ってくれる気は無さそうだ。まあ魔法使いは一般人に迷惑かけるのは良くないとか言ってたけどそれなら私も迷惑掛けられて……え? 一般人じゃなくてハイエルフだからオッケー?




