その12 5と100と80と
ものすごく遅れてしまい申し訳ありません。さらに短いです。本当にすみません
何が起きているのだろうか?
あ!お茶を服に落としちゃたんだ。それか、家では裸族とか・・・・・いやいやいやありえねーーだろ!なに何が起き・・・!?
その時俺は気づく。右上の好感度が100になっていることに・・・ふぇ!100ーーーーー!おかしいだろ!ちょっと前まで絶望の5だったよ!5!日常生活ではすれ違っても、挨拶さえ交わさないであろう5だよ!マジで何が起こった?
(左上をよく見ろ!新しいデータが現れておるぞ)
急になびが変な事を言い出す。つられて俺も左上を見るとそこには[葉山桃・夢みがちな乙女。夢小説を読んでは自分がお姫様になる想像をして楽しんでいる]と書かれていた。
(何だよあれ?)
突然現れた謎の情報に俺は衝撃を覚える。
(あれは秘密の情報<シークレットガール>。攻略対象者の好感度が80を超えたときに現れる対象者の秘密情報じゃ!)
(そんなのあるのかよ!)
驚きの新情報に戸惑ってしまう俺だったが、うだうだしてはいられない。下着姿となった葉山が少しづつ俺の方に近づいてきているからだ。
「はじめ君に助けてもらってから私の身体がすごく暑いの。お願い何とかして」
とんでもない事を艶めかしく言っている。
やべーよやべーよ!
この状況は本当にまずい。こんな状態の葉山を見ていると俺もおかしな気分になってきてしまうからだ。それでもいま自尊心を保てているのは、俺がまだ小さかった頃に交わしたあの約束が頭によぎっているからに違いない。
しかしそれも長くは持たないだろう。何故かって?決まってるじゃないか。俺の息子の主張が激しいんだよっーーーーーーーー!
おさまれ〜〜おさまれひろしーーーーー!
(いやもう我慢せず行ってしまうのじゃはじめ!ヤらないと攻略クリアにはならんぞ!目と耳を閉じてやるからはやく!)
(うるせーーーーーー!俺は、俺は!)
この時俺、村上一の頭はかつてないほどに素早く回転していた。
この場でヤらずに家に帰れるすごい方法は!・・・・
ポクポクポクぽくチッッッッーン!
一休さんのリズムと共に俺の中で答えが導かれる。
それは!
ガシッ!葉山の両肩に手を添えた。
「はじめ君・・・」
これから先に行われる聖なる事に期待をしているのか、葉山は呼吸を荒くしながら俺の目を真っ直ぐに見る。
そんな彼女に送る俺からの言葉はこうだ。
「葉山。気持ちは嬉しいし、俺もお前を好きなのかもしれない。だからこそ場の空気に流されるんじゃ無くて、今度は俺からキミを誘う。それじゃあダメか?」
すごくすごく恥ずかしい。それでも俺は葉山の目を見続けた。届け!この想い!
「・・・・」
沈黙。これがどのくらい続いたか。そして
「わ、わかった。ぜっ、ぜったいだよ。」
葉山の答えはyesだった。




