ゾンビ編 5/5
目が覚めた。
8:30…
あのまま寝てたのか。
てことは今回こそ本当に夢か?
円華と付き合いだして3ヵ月ちょい。付き合うといっても学校で話したり、たまにデートもするけど学校帰りにカフェに寄ったりするだけで、週末もまだ数える程しかデートをしていない。
キスってどのタイミングでするものなのか、どう切り出すのかなんてわからなかった。
妄想では何度もシミュレーションしていたが、そのシチュエーションになる機会が無い。
いっそゾンビが襲いかかってきたりそれこそテロリストが来てでもくれない限りチキンな俺にはキスをしたりするチャンスは訪れないのかもしれない…
必要なのはアドリブに強いかどうかなのだ。
…なんて、これまではそう思ってたが、きっとそうじゃないだ。
きっと、妄想で100回練習するよりもさっきの夢の時みたいに、素直に1回気持ちを伝えた方がいいんだろう。
テロリストの時みたいに、テンパってうまく言えなくったって良いじゃねーか。
妄想ばっかで何も言えなかった昔の俺より、ミスりまくっても自分の気持ちを相手に伝えられるかっこわりー今の俺の方が好きだ。
円華も言ってたじゃねーか。直接言われて嬉しいって。
なんか、夢のおかげで一歩成長出来そうだ。
今日はちょうど花火大会だったはずだ。まずは円華をデートに誘おう。チキンな俺よさらばだ!
相心!!俺は大人の階段を上るぞぉぉ!
そう思ってスマホを取った。
通知が2件
開くと、円華からだった
「ソーシ君、今日18時に駅で待ち合わせでいいかな?」
一緒に送られてきた画像にはベッドの上に広げられま浴衣が写っていた。
なるほど、そういう事か。
「あぁ、先に駅で待ってるぜ!」既読
「浴衣かわいい!楽しみだよ」既読
「(サムズアップのスタンプ)」既読
すぐに返信した。
お読みいただきありがとうございます。
6/10(水)のお昼頃から「誰も俺の事をサイコパスとは呼ばせない~呼んだ奴らを片っ端からを消せば俺はサイコパスにはならないのでは?~」を投稿予定です。
ちょっとグロいかもしれませんが、どうかお読みください。




