表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
裏切られた俺だけが覚醒した 《契約支配(ドミネーション・コントラクト)》 ――奪われたすべてを、奪い返す 〜今さら謝ってももう遅い〜  作者: 竜太郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
330/444

第330話「書けない返事」

 王城の一室。


 中堅の文官が便箋を前に座っている。


 地方の同僚から手紙が来た。


 王都の状況を教えてくれ、という内容だ。


 三週間前に届いた。


 まだ返事を書いていない。


 書けない、という方が正しい。


 何を書けばいいか分からない。


 事実を書けばいい。


 そう思う。


 だが事実が、うまくまとまらない。


 退役が増えた。


 補給が遅れた。


 地方が独自判断を始めた。


 ゼル・アークレイドという男が王城前にいる。


 百二十日を超えた。


 誰も動けていない。


 書いてみる。


 読み返す。


 破る。


 また書く。


 また破る。


 事実を並べるだけなのに、読むと絶望的に見える。


 それが現実だとしても。


 それをそのまま送っていいのか。


 便箋の前で、また止まる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ