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第306話「遅れた補給」
昼。
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王国北部。
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小さな砦。
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兵士たちが荷車を見る。
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補給隊。
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ようやく到着した。
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本来なら。
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二週間前。
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届いているはずだった。
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「……遅かったな」
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隊長が呟く。
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補給担当は。
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疲れた顔で笑う。
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「……王都が止まってる」
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短い返答。
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誰も反論しない。
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噂は届いている。
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王都。
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退役。
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遅延。
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欠員。
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遠い話だったはずだ。
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だが。
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補給の遅れは。
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目の前の現実だった。
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