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裏切られた俺だけが覚醒した 《契約支配(ドミネーション・コントラクト)》 ――奪われたすべてを、奪い返す 〜今さら謝ってももう遅い〜  作者: 竜太郎


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297/444

第297話「消えた巡回」

 朝。


---


 王都北区。


---


 住民たちは気付いていた。


---


 夜。


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 以前なら見えた灯り。


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 巡回隊の灯り。


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 昨夜は少なかった。


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 誰も騒がない。


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 だが。


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 気付いている。


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 一人のパン屋が。


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 店を開けながら呟く。


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「……減ったな」


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 隣の店主が頷く。


---


「……そうだな」


---


 それだけ。


---


 短い会話。


---


 だが。


---


 その言葉は重かった。


---


 王城の問題だったはずだ。


---


 近衛の問題だったはずだ。


---


 それが。


---


 街へ出始めていた。


---


(次話へ)

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