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裏切られた俺だけが覚醒した 《契約支配(ドミネーション・コントラクト)》 ――奪われたすべてを、奪い返す 〜今さら謝ってももう遅い〜  作者: 竜太郎


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282/444

第282話「地方からの使者」

 昼。


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 王都南門。


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 一台の馬車が到着する。


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 地方領主の使者だった。


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 珍しいことではない。


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 だが。


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 最近は増えていた。


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 問い合わせ。


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 確認。


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 状況把握。


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 皆。


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 同じ目的だった。


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 王都は大丈夫なのか。


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 王城は機能しているのか。


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 使者は。


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 城へ向かう途中で足を止める。


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 王城前。


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 ゼル。


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 まだいる。


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 変わらない。


---


「……本当にいたのか」


---


 小さな呟き。


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 噂ではない。


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 現実だった。


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 使者は。


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 少しだけ顔を曇らせた。


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(次話へ)

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