最後に一言
こちらまで足を運んでくださって、本当にありがとうございます。
今回自身の良作探しと称して、やや偉そうにゴチャゴチャ書いた筆者ですが……。
筆者はスコッパーでは、ございません。
でも平気で欲しい本を求めて書店を5軒くらいハシゴする本大好き人間です。
ですので、この他にも「こういう探し方しています」というご意見あったら、感想欄などで教えて頂けると嬉しいです。
そうすれば、他の読者様もその方法を知る事が出来る場になると思うので。
それで少しは、現在のランキングにイラっとしてしまっている読者様のお役に立てればと思い、このエッセイを書いてみました。
そしてその問題のランキングなのですが……。
作者側の筆者からしてみると、そのランキングって結局は評価ポイントを入れてくれる読者様が作っているものだと思います。
作品を投稿してみると、本当に痛感するのですが……。
目に見える所に作品が載らなければ、絶望的に自分の作品を読んで貰えないのが、この『なろう』です……。
目立つ場所に作品名が表示されないと、作品を見つけてさえも貰えない……。
テンプレばかりが横行してしまうのは、書籍化を目指している作者様が多いのもあると思いますが、その前にまず自分という作者を知ってもらいたいという部分で作者側は必死なんです……。
だってどんなに一生懸命投稿してもTOPページに作品が載らないと、手に取って貰えないまま作品は埋没していってしまうのですから……。
自分の書きたいお話だけをストイックに書いているだけでは、自分の存在すら見つけて貰えない厳しい環境が『なろう』の現状です……。
ですから探せばここには、埋もれてしまった素敵な作品が、かなり眠っている気がします。
では何故そういう作品がランキングに上がって来ないのか……。
そして何故、似通った作品ばかりが評価されてしまうのか……。
書籍化がしやすいこの『小説家になろう』の作品傾向もあると思いますが、一番の原因はランキング内やTOPページ内の情報からでしか、読者様が作品を探していないから……。狭い範囲内しか見ていない人が多ければ、その範囲内に載っている作品しか手に取られないし、評価もされません……。
だって一番手っ取り早く自分の希望の面白そうな作品を探せる場所は、自分の好きなジャンルのランキングか、すぐに結末が分かる完結済作品情報の場所くらいですよね?
「新着や更新情報も見てる!」という読者様もいらっしゃると思いますが、作者側からしてみると、新着や更新情報なんて時間帯によっては10分もしたら一気に20作品ほど投稿され、自分の作品なんか、あっという間にログ流れで埋もれてしまいます。
そしてその作品は存在すら認識されずに更に埋もれて行く……。
(特に投稿回数が一回だけの短編などは、このパターンが多そう……)
知名度やお気に入りユーザー登録されていない投稿を始めたばかりの作者様の作品は、TOPページで作品を探す方法しかご存知ない読者様の目に留まるのは、本当に一瞬の出来事です……。
ですが、その一瞬を拾って面白いと感じてくれた読者様がいらっしゃいます。
中には新着や更新情報のページを何ページも遡って、ログ流れして行ってしまった作品を拾ってくれる読者様もいらっしゃいます。(恐らくスコッパーさん)
そういう読者様が、ブックマークや評価をしてくださる。
そしてそれを別の読者様が、その人のマイページで、また拾ってくれる。
筆者の作品の探し方だと、埋もれてしまった面白い作品を発見しやすいかなーと。
マンネリ化したランキング作品に飽きた読者様は、新しい展開の作品が読める。
投稿時間帯で失敗して作品が埋もれて読んで貰えなかった作者様側にとっては、また作品を拾って貰える。
筆者の作品を探す方法なら、誰か一人でもブックマークや評価をしてくれれば、その読者様のマイページから別の読者様に見つけて貰える可能性が少し上がります。
それにこの作品の探し方なら、あなたにとってのお好みの作品を見つけてくれる凄腕スコッパーさんにも出会えるかもしれません。(笑)
ランキングは確かに人気作品が一覧になっているので探すのは便利ですが……。
そこでしか作品を探す方法を知らない読者様が多ければ、やはり同じ傾向の作品しか評価されないと思います……。
でも、それ以外の所からその人にとっての良作を見つけられる方法を広めれば、ランキングの偏りが少しはバランス良く……はならないか。(苦笑)
流石にそんなに甘くはないですね……。
その辺はもう「運営さん、頑張って!」としか言いようがございません!
なので少しでも埋もれてしまった作品に出会いやすく、そしてランキングを見なくても好きな傾向の作品を見つけられる筆者のやり方のご紹介をさせて頂きました。
「そんなのもうやっとるわ!」と言われそうな内容ですが……。
まぁ、あくまでも筆者のやってる方法のご紹介なので、もしすでに実行済みのユーザー様は、このエッセイを温かい目でスルーして頂ければと思います。(苦笑)
筆者が作者側の人間なので、どうしても説明中に作者目線寄りになってしまったり、最後はちょっと愚痴っぽい事を書いてしまいましたが……。
このエッセイが切っ掛けで、一人でも多くの読者様が、その人にとっての良作に出会えるお手伝いになればと思います。
そしてこのエッセイジャンルもありのままの気持ちを叫ぶ熱い内容のエッセイだけでなく、「こんないい方法あるんだけど!」の情報交換みたいなエッセイがもっと増えると、更に盛り上がるのではと思いました。
最後までお付き合いくださった方々、本当にありがとうございました!
※こちら投稿当初は別作家名の『とある元書店員』で黒文字作家名で投稿してましたが、感想欄で筆者のマイページを覗いてみたいというお声もあったので、2021年7月3日にマイページにリンクが付く通常使っている作家名の『もも野はち助(旧:ハチ助)』に変更しました。