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万葉恋歌  作者: 舞夢
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我がゆゑに 言はれし妹は 高山の

我がゆゑに 言はれし妹は 高山の 峰の朝霧 過ぎにけむかも

                      (巻11-2455)

※過ぎる:気持ちがなくなる、想いが消える。


私のために、世間の噂となってしまったあの娘は、その噂に苦しみ、高い山の峰にかかる朝霧があっさりと消え去ってしまうように、私への想いも消え去ってしまったかもしれない。


二人の逢瀬が他人に見つかり、噂が立ってしまった。

その後は男が手紙を出しても、何の返信もない。

世間の噂を嫌がり、そのまま自分への想いも消えてしまったのでは、と不安になる。


「高山の 峰の朝霧 過ぎにけむかも」の、「あっさり感」が、男の不安と無念を上手く表現している。


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