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万葉恋歌  作者: 舞夢
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我が背子が 言うるはしみ 出でて行かば

我が背子が 言うるはしみ 出でて行かば 裳引きしるけむ 雪な降りそね

                            (巻10-2343)


私の愛する夫のお誘いを喜んで、そのまま外に出てしまうと、喪を引きずった跡が残ってしまうのです。ですから、雪はそんなに降らないで欲しいのです。


雪が降る日に、妻は夫から「おいで」とでも言われたのだろう。

だから家を出て、夫のもとに出向こうとする。

雪がこれ以上、降り積もってしまうと、裳を引きずった跡が、はっきりと残ってしまうから、周囲に恥ずかしい。

だから、これ以上は降らないで欲しいと願う。


この時代は女性が家から出るという行為が、相当注目を集めていたために、こんな歌も詠まれたらしい。

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