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万葉恋歌  作者: 舞夢
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はなはだも 夜ふけてな行き 道の辺の

はなはだも 夜ふけてな行き 道の辺の ゆ笹に上に 霜の降る夜を

                       (巻10-2336)

※な行き:「な」は禁止の意味。「な行き」は「行ってはいけません」の意味。

※ゆ笹:笹の美称。


こんな夜更けに家を出て行ってはいけません。

道のほとりの笹には、霜が降りているほどの、寒い夜なのですから。


当時は通い婚だった。

男は、夜明け前に女の家から、出ていくのが決まり。

しかし、外はまだ暗く、道のほとりの笹には冷たい霜が降りている。

送り出す立場の女は、男の寒さや辛さを案じて、引き留めようとする。


男も、引き留められて、さぞかし女の愛情を感じたと思う。

この時代ならではの男女の実感をあらわす名歌と思う。

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