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我がやどに 咲きし秋萩 秋萩散り過ぎて
我がやどに 咲きし秋萩 秋萩散り過ぎて 実になるまで 君に逢はぬかも
(巻10-2286)
我が家の庭に咲いた秋萩が散り果ててしまい、実を結ぶまでになりました。
しかし、それでもあなたにはお逢いできていないのです。
一緒に秋萩を見ようと約束をしたのかもしれない。
しかし、そんな約束は守られず、見事だった秋萩も全て散り果ててしまった。
そして、すでに実がついている状態なのに、逢える兆しが何もない。
長い間、ほったらかしにされた恨みが込められた歌と解釈した。




