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万葉恋歌  作者: 舞夢
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秋萩の 咲き散る野辺の 夕露に

秋萩の 咲き散る野辺の 夕露に 濡れつつ来ませ 夜は更けぬとも

                        (巻10-2252)


秋萩が咲いては散る野辺の夕露に濡れながらもお出でください。

夜が更けたとしても。


女性から男性を誘う歌。

古代人は衣が濡れることを基本的には好まなかった。

しかし、それもわかった上で、夜が更けても、来て欲しいと詠む。

相当な期間、男性が来なくなっているのだろうか。

だから、我慢できずに、夕露に濡れながらも、夜が更けたとしても、と訪れを願う。

「夕露に」と「夜が更けぬとも」の時間のずれは、今すぐにでも来て欲しいけれど、それが無理なら夜が更けていても構わないとの切実な思いを詠む。

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