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万葉恋歌  作者: 舞夢
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風吹けば 黄葉散りつつ すくなくも

風吹けば 黄葉散りつつ すくなくも 吾の松原 清くあらなくに

                       (巻10-2198)

※すくなくも:大いに、並大抵ではない。

※吾の松原:三重県三重郡の南部から四日市市にかけての海辺。


風が吹き、黄葉がしきりに散って行きます。

この吾の松原の清らかさは、並大抵ではありません。


旅先の吾の松原で、黄葉が風を受けて、盛んに散って行く。

元来が景勝地の上に、そのような自然の演出があれば、讃美するしかない。


尚、吾の松原は、聖武天皇の東国行幸の際に、この地に行宮を設営、宿泊された。

そして、当地の美しい松原を見ながら、次の歌を詠んだ。


妹に恋ひ 吾の松原 見わたせば 潮干の潟に 鶴鳴き渡る(巻6-1030)

妻を恋しく思いながら松原から海辺を見渡すと、潮が引いた干潟に鶴が鳴きながら飛び立っていく。


現在は、当時の行宮跡が現在では聖武天皇社という神社になり、隣接して松原公園が整備、上記の歌碑もある。

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