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庭草に 村雨降りて こほろぎの
庭草に 村雨降りて こほろぎの 鳴く声聞けば 秋づきにけり
(巻10-2160)
※村雨:にわか雨。万葉集の中で使用例はこの一首のみ。
庭の草に村雨が降り、コオロギの鳴く声を聞いていると、実に秋らしくなったと思うのです。
暑かった夏もそろそろ終わる時期、その熱を冷ますような、にわか雨。
雨が止み、庭の草からはコオロギの涼し気な鳴き声。
作者は、ようやく秋の到来が確かなものと感じる。
繊細であり、また落ち着いた、味のある名歌と思う。
庭草に 村雨降りて こほろぎの 鳴く声聞けば 秋づきにけり
(巻10-2160)
※村雨:にわか雨。万葉集の中で使用例はこの一首のみ。
庭の草に村雨が降り、コオロギの鳴く声を聞いていると、実に秋らしくなったと思うのです。
暑かった夏もそろそろ終わる時期、その熱を冷ますような、にわか雨。
雨が止み、庭の草からはコオロギの涼し気な鳴き声。
作者は、ようやく秋の到来が確かなものと感じる。
繊細であり、また落ち着いた、味のある名歌と思う。
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