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万葉恋歌  作者: 舞夢
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つとに行く 雁の鳴く音は 我がごとく

つとに行く 雁の鳴く音は 我がごとく 物思へれかも 声の悲しき

                        (巻10-2137)

※つとに:「つとに」は朝早くの意味。


朝早く大空を飛ぶ雁の鳴き声は、私と同じで、心を悩ませてるのでしょうか。

その鳴き声を悲しいと感じてしまうのです。


朝に心を悩ませるのだから、男が訪ねて来なくなり、その寂しさだろうか。

あるいは、朝早く男が家を出て行ってしまい、次にいつ来るのか、全く不安。


ただ、雁としては、自分の鳴きたいように鳴いているに過ぎない。

それに対して、「私と一緒?」と、少しでも辛い自分の心を慰めようとする。

人間の身勝手と言えばそうなるけれど、人間としては共感できる歌である。

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