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万葉恋歌  作者: 舞夢
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思ふ児が 衣摺らむに にほひこそ

思ふ児が 衣摺らむに にほひこそ 島の榛原 秋立たずとも

                    (巻10-1965)

※島:奈良県高市郡明日香村の島庄。

※榛:榛の木の樹皮、実を摺り染めの材料とした。

 尚、樹皮や果実は、現代でも褐色の染料として有効に使われている。抗菌作用、消臭効果もある。また、造血作用のある成分が含まれ、漢方薬としても用いられている。


愛しい妻が、衣を摺るために、美しく色づいて欲しい。

この島の榛原は、まだ秋ではないけれど。


おそらく何らかの理由で、夏に、奈良京から明日香の島庄に来て榛原を見た。

そこで、榛の樹皮や実を使って衣を摺る妻を思い出したのかもしれない。


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