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物思ふと 寝ねぬ朝明に ほととぎす
物思ふと 寝ねぬ朝明に ほととぎす 鳴きてさ渡る すべなきまでに
(巻10-1960)
いろいろと悩んで眠れなかった夜明けに、ホトトギスが鳴きながら飛び去って行くのです。何とも切ないまでに。
一晩悩んでも、結論が出ず、結局苦しいまま。
そんな状態の時に、何とも切ない鳴き声をあげて飛び去って行くホトトギス。
ホトトギスは、この苦しい思いを、知ってか知らずか。
飛び去るのだから、「いい加減に諦めなさい」とでも、鳴くのだろうか。
物思ふと 寝ねぬ朝明に ほととぎす 鳴きてさ渡る すべなきまでに
(巻10-1960)
いろいろと悩んで眠れなかった夜明けに、ホトトギスが鳴きながら飛び去って行くのです。何とも切ないまでに。
一晩悩んでも、結論が出ず、結局苦しいまま。
そんな状態の時に、何とも切ない鳴き声をあげて飛び去って行くホトトギス。
ホトトギスは、この苦しい思いを、知ってか知らずか。
飛び去るのだから、「いい加減に諦めなさい」とでも、鳴くのだろうか。
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