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万葉恋歌  作者: 舞夢
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春山の 友うぐひすの 鳴き別れ

春山の 友うぐひすの 鳴き別れ 帰ります間も 思ほせ我を

                     (巻10-1890)


春山で連れだっていた鶯が鳴きながら別れて行くように、帰られる間も私を思い続けてください。


古代において、鶯は友を求めて鳴く鳥とされていたけれど、この歌の鶯は恋人同士。

別れの辛さに泣きながら通い夫を見送る妻は、家を出ても自分のことを思い続けて欲しいと、夫に願う。


尚、「友うぐひす」は、万葉集の中で、この歌だけに使われている表現。

六朝・唐代の漢詩には、その表現が見られるので、作者にも、その影響があったのかもしれない。


尚、この歌は柿本人麻呂歌集からとなっている。

柿本人麻呂が集めたものか、あるいは柿本人麻呂本人が詠んだものか、特定できていない。

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