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万葉恋歌  作者: 舞夢
626/1385

冬過ぎて 春の来れば 年月は

冬過ぎて 春の来れば 年月は 新たなれども 人は古り行く

                    (巻10-1884)

物皆は 新たなる良し ただしくも 人は古り行く よろしかるべし

                    (巻10-1885)


冬が去り、春が来ると、年や月は新たになるけれど、人はそのたびに古びて行く。


物であれば全て新しいものが良いけれど、人は古びて行くのが良いと思います。



二つの歌は、一対と思う。

一首目の年齢を重ねることへの自嘲落胆に対して、二首目はそうではなく、年齢を重ねれば、相応の良さがあると反論する。


ただ、若い人でも沈んでいる人もあれば、老人になっても輝いている人もある。

その人の境遇か、気持ちの持ち方か。

それでも、年齢を重ねたから古さびて行く、そんな気持ちは持ちたくないのが、大体の人の気持ちなのではないだろうか。

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