表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万葉恋歌  作者: 舞夢
619/1385

浅緑 染め掛けたりと 見るまでに

浅緑 染め掛けたりと 見るまでに 春の柳は 萌えにけるかも

                      (巻10-1847)


浅緑色に染めた細い糸を掛けたかのように、春の柳が、今芽吹き始めております。


これも春の訪れを喜ぶ歌。

早春の歌に出て来る残雪も、うぐいすも出てこないけれど、「浅緑」という「色」で春を表現している。

色彩感の薄い冬を終え、柳に掛かる浅緑の新鮮な色を喜ぶ心理は、実に現代人でも共感する人も、多いのではないだろうか。


尚、柳は、枝を湿地にさし立てるだけで根を張ることがある。

その生命力の強さに、神木とも考えられていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ