表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万葉恋歌  作者: 舞夢
612/1385

児らが手を 巻向山に 春されば

児らが手を 巻向山に 春されば 木の葉しのぎて 霞たなびく

                 柿本人麻呂(巻10-1815)


巻向山に春が来たので、木の葉に覆いかぶさるように、霞がたなびいております。


「児らが手を」は、巻向山にかかる枕詞。

愛らしく恋する人の手を巻く、つまり枕にするとの意味。


単純な情景描写ではなくて、「児らが手を」を使っている以上、付近に住む恋人を意識したと思われる。

また、山に春霞がたなびく様子は、どちらかと言えば、ぼんやりとしたもの。

そのぼんやりに、「児らが手を」を序詞にすることによって、少しドキドキさせるようなうれしさを、感じさせることになる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ