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万葉恋歌  作者: 舞夢
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大伴田村大嬢から異母妹坂上大嬢に

大伴田村大嬢の、妹坂上大嬢に与へし歌二首


我がやどの 秋の萩咲く 夕影に 今も見てしか 妹が姿を

                     (巻8-1622)

我がやどに もみつかへるて 見るごとに 妹を懸けつつ 恋ひぬ日はなし

                     (巻8-1623)

※もみつかへるて:「もみつ」はもみじするの意味。「かへるて」は楓。葉が蛙の手に似ていることからいう。


私の家の庭では、夕方の光を受けて、秋の萩が素晴らしく咲いています。

とにかく素敵なので、今すぐにでも、貴方と一緒に見たいと思うのです。


私の家の庭で見事に色づく楓を見るたびに、あなたを思って恋わない日はないのです。


一夫多妻であった古代の異母妹に対する感情は、現代とは違うので、まずその違和感を外して鑑賞する必要があるけれど、それにしても田村大嬢は坂上大嬢が可愛くて仕方がなかった。

そんな思いが、よくわかる二首である。

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