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万葉恋歌  作者: 舞夢
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藤原朝臣八束の歌二首

ここにありて 春日やいづち 雨づつみ 出でて行かねば 恋ひつつそ居る

                            (巻8-1570)

春日野に しぐれ降る見ゆ 明日よりは 黄葉かざさむ 高円の山

                            (巻8-1571)


※藤原朝臣八束:藤原房前の第三子。


この家の中にいて、春日はどこに見えるのでしょうか。

雨のせいで、家に閉じ込められて、出かけることもできないので、思いばかりがつのるのです。


春日野に、時雨が降っている様子が見えます。

これで明日からは、高円山は黄葉をかざすことになるのだと思います。


雨の中、家にいて、黄葉に恋い焦がれる歌。

一首目は、黄葉を見たいけれど、雨が強いのか春日が見えない、家から出られなくて悶々とする。

二首目は、それでも明日は晴れることを期待する。今日の時雨をうけて、高円山が一層美しく黄葉に染まることを予感する。

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