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万葉恋歌  作者: 舞夢
522/1385

をみなへし 秋萩交じる 蘆城の野

太宰の諸卿大夫と官人等の、筑前国の蘆城の駅屋に宴せし歌二首



をみなへし 秋萩交じる 蘆城の野 今日を始めて 万代に見む

                       (巻8-1530)

玉櫛笥 蘆城の川を 今日見ては 万代までに 忘れえめやも

                       (巻8-1531)

右の二首は、作者未だ詳らかならず。


※蘆城の駅屋:大宰府東南の駅家。

※玉櫛笥:蘆城の枕詞。

※蘆城の川:大宰府の東にある宝満山に端を発し、南に流れ、筑後川に入る。宝満川とも言う。



おみなえしと秋萩が入り交じり咲く蘆城の野。

この野を今日をはじめとして、いつまでも見ていたいと思います。


蘆城の川を、今日見たからには、いつまでも忘れらることなど、ありえないと思います。


大宰府東南の蘆城の駅屋において、新任の官人の歓迎会が行われた際の、新人官人の着任の歌。

まずは新人らしく、着任地を褒める。

目の前の風景を詠んだだけのシンプルな歌。

作者が未詳なので、名前を残すほどでもない、低位の官人だったと思われる。


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