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万葉恋歌  作者: 舞夢
511/1385

経もなく 緯も定めず 娘子らが

大津皇子の御歌一首


経もなく 緯も定めず 娘子らが 織るもみち葉に 霜な振りそね

                        (巻8-1512)

経糸もなく横糸も定めることなく、娘子たちが織る紅葉の錦に、霜は降りることのないように。


紅葉狩りの宴席歌と思われる。

秋の散紅葉の様子は、山の仙女が自由自在に織ったような美しさ。

霜はその美しさを邪魔してはいけない、だから降りてはいけないと命令する。


大津皇子は日本書紀に「容姿がたくましく、言葉ば明朗、天智天皇に愛され、成人した後は学問に優れ、漢詩文は大津皇子から盛んになった」とたたえられている。

天武天皇12年には国政への参加も認められており、学才に優れた人望の厚い人物だったようだ。

しかし、天武天皇死後、謀反(冤罪とも言われている)の嫌疑をかけられ、即刻処刑されている。


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