表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万葉恋歌  作者: 舞夢
481/1385

かはづ鳴く 神奈備川に 影見えて

厚見王の歌一首


かはづ鳴く 神奈備川に 影見えて 今か咲くらむ 山吹の花

                      (巻8-1435)

※厚見王:系統未詳。天平勝宝元年(749)に従五位下、同七年頃少納言、天平宝字元年(757)に従五位上。(続日本紀)

※神奈備川:神奈備の地を流れる川。飛鳥川説と龍田川説が有り。


河鹿の鳴く神奈備川にその姿を映し、ついに今、山吹の花が咲く時期になったのでしょうか。


歌全体の調子がなめらかで、平安期の歌人にも愛され、本歌として多く採られた。


今もかも 咲きにほふらむ 橘の 小島の崎の 山吹の花(古今集 春歌下)

逢坂の 関の清水に かげ見えて 今や引くらむ 望月の駒(拾遺集 秋)

春ふかみ 神奈備川に かげ見えて うつろひにけり 山吹の花(金葉集 春部)

かはづ鳴く 神奈備川に 咲く花の いはぬ色をも 人のとへかし(新勅撰集 恋歌)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ