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挽歌(1)
鏡なす 我が見し君を 阿婆の野の 花橘の 玉に拾ひつ
(巻7-1404)
※阿婆の野:所在未詳。葬送の場所と考えられている。
鏡にように、毎日見ていたあなたを、花橘の玉と思い、拾いました。
長らく毎日一緒に暮らした夫を火葬し、その後、白骨を拾う。
その白骨は、永遠の木とされる花橘の実と同じ。
我が愛する夫は、死んだのではない。
骨となっても、花橘の実のように、永遠の命となって、自分の手にある。
切なさと永遠の愛が詠われた名歌と思う。
鏡なす 我が見し君を 阿婆の野の 花橘の 玉に拾ひつ
(巻7-1404)
※阿婆の野:所在未詳。葬送の場所と考えられている。
鏡にように、毎日見ていたあなたを、花橘の玉と思い、拾いました。
長らく毎日一緒に暮らした夫を火葬し、その後、白骨を拾う。
その白骨は、永遠の木とされる花橘の実と同じ。
我が愛する夫は、死んだのではない。
骨となっても、花橘の実のように、永遠の命となって、自分の手にある。
切なさと永遠の愛が詠われた名歌と思う。
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