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海に寄せき(2)
石そそき 岸の浦廻に 寄する波 辺に来寄らばか 言の繁けむ
(巻7-1388)
岩にぶつかり岸の浦辺に寄せる波のように、近くに来たりすると、人の噂がうるさくなるでしょうか。
女性が詠んだ歌と思われる。
寄せて来る波は、通って来る愛しの男性、辺は女性自身をたとえたもの。
人の噂を気にしながらも、愛する男性の訪れを拒絶するわけではない。
ただし、絶えまなく寄せる波のように、あまりに頻繁になっても、それはまた不安なのだと思う。
石そそき 岸の浦廻に 寄する波 辺に来寄らばか 言の繁けむ
(巻7-1388)
岩にぶつかり岸の浦辺に寄せる波のように、近くに来たりすると、人の噂がうるさくなるでしょうか。
女性が詠んだ歌と思われる。
寄せて来る波は、通って来る愛しの男性、辺は女性自身をたとえたもの。
人の噂を気にしながらも、愛する男性の訪れを拒絶するわけではない。
ただし、絶えまなく寄せる波のように、あまりに頻繁になっても、それはまた不安なのだと思う。
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