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万葉恋歌  作者: 舞夢
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遠くありて 雲居に見ゆる

行路


遠くありて 雲居に見ゆる 妹が家に 早く至らむ 歩め黒駒

                      (巻7-1271)

右の一首は、柿本朝臣人麻呂の歌集に出づ。


※行路:旅の道で。


遠くて、雲のかなたに見える愛しいあの娘の家ではあるけれど、少しでも早く着きたい。

だから、黒駒は早く歩きなさい。



遠く離れた妻の家に急ぐ夫の心を詠む。

遠いのだから、頼りにするのは、黒駒の脚力が第一。

妻問いの時間帯は、夕方。

そのため、夜陰に紛れる黒駒が愛用された。

また、古代の夜道は、現代のように明るい電燈などはなく、不安や危険もあった。

それもあって、黒駒にはしっかり速く進んで欲しい。

そんな願望も含まれている。

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