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万葉恋歌  作者: 舞夢
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時に臨みき(2)

春霞 井の上ゆ直に 道はあれど 君に逢はむと たもとほり来も

                        (巻7-1256)

※春霞:「井」の枕詞。

※たもと:原文は他廻。遠回りの意味。


水汲み場から、私の家までは道は真っ直ぐなのですけれど、愛しい貴方にお逢いしたいと思って、遠回りをして来たのです。


古代、水汲みは、若い娘の役目。

余計な監視をされずに、外出ができる貴重な時間。

この時間を彼氏とのデートの時間にする若い娘も、数多かったと思われる。


それにしても、もしかして逢えるかもしれないと思って、重い水や遠回りを苦にせず、真っ赤な顔で歩く若い娘は、実に健気で可憐。


これも、素晴らしい恋の歌の一つと思う。

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