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万葉恋歌  作者: 舞夢
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羇旅にして作りき(16)

若の浦に 白波立ちて 沖つ風 寒き夕は 大和し思ほゆ

                    (巻7-1218)

※若の浦:和歌山市の若浦。

若の浦に白波が立ち、沖から吹いて来る風が寒い夕方は、大和のことを思ってしまいます。


美しい若浦の白波、夕焼けを堪能しながらも、沖から吹いて来る風は肌寒い。

愛しい妻、心も身体も温めてくれる妻のいる大和に、本当は帰りたいのだろうか。


妹がため 玉を拾ふと 紀伊の国の 由良の岬に この日暮らしつ

                    (巻7-1219)

※由良の岬:和歌山県日高郡由良港の北側。

愛しい妻のために、玉を拾おうと、紀伊の国の由良の岬で、一日を過ごしてしまいました。


家で待つ愛しい妻のためには、努力を惜しまずだろうか。なかなか微笑ましい。


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