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万葉恋歌  作者: 舞夢
368/1385

羇旅にして作りき(3)

潮干れば ともに潟に出で 鳴く鶴の 声遠ざかる 磯廻すらしも

                        (巻7-1164)

干潮になると一緒に潟に出て、鳴き合う鶴の声が遠ざかっていきます。

どうやら磯周りをしているようです。




夕なぎに あさりする鶴 潮満てば 沖波高み 己が妻呼ぶ

                        (巻7-1165)

夕なぎに餌をあさっている鶴は、潮が満ちて来ると、沖の波も高くなるので、妻の名を呼んでいます。



旅の途中、呼び合う鶴の夫婦の姿を見て、鳴き声を聞き、その様子に家に残してきた妻を思いだす。

美しい風景を詠んだ歌であり、また妻を思う歌なのだと思う。

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