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万葉恋歌  作者: 舞夢
362/1385

摂津にして作りき(5)

住吉の 名児の浜辺に 馬立てて 玉拾ひしく 常忘れえず

                     (巻7-1153)

※名児の浜辺:未確定ながら、住吉大社北隣の地説がある。

住吉の名児の浜辺に馬を並べて、玉を拾った楽しさは、いつまでも忘れることができません。


雨は降る 仮廬は造る 何時の間に 吾児の潮干に 玉は拾はむ

                     (巻7-1154)

※吾児:名児に近いのか、場所は未確定のまま。

雨が降ってくるので、仮の小屋は造らねばなりません。本当に忙しくて、いつ時間を見つけて、吾児の干潟で玉を拾うことが出来るのでしょうか。


両方とも、旅先から土産として玉のような美しい石を持って帰る時の歌。

前歌は、上手に拾えたけれど、後歌は、雨降りやらで苦労している歌。

しかし、そんな苦労も、家に玉石を持って帰れば、妻子への自慢話になるのかもしれない。

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