表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万葉恋歌  作者: 舞夢
248/1385

また家持の、坂上大嬢に和せし歌二首

また家持の、坂上大嬢に和せし歌二首


後瀬山 のちも逢はむと 思へこそ 死ぬべきものを 今日までも生けれ

                           (巻4-739)


言のみを のちも逢はむと ねもころに 我を頼めて 逢はざらむかも

                           (巻4-740)


いつか後には絶対に逢いたいと思っているからこそ、死んでしまいたくなるような辛さを耐えて、今日まで生きているのです。


貴方は言葉だけ、いつか後には逢いたいと、私に約束をしておきながら、実際は逢ってくれないのでしょうか。



前回の大伴坂上大嬢の歌に出た後瀬山を使い、再びの求愛。

世間など気にしないと、お互いの気持ちは、高まっているけれど、実際にはなかなか逢えない。

ますます苦しさと不安は増すばかり。


他人からすると、やきもきするけれど、当人同士は結局はあれこれ気にして、苦しむ時期なのだと思う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ