表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万葉恋歌  作者: 舞夢
220/1385

春日野に 朝居る雲の しくしくに

大伴宿祢像見


春日野に 朝居る雲の しくしくに 我は恋ひまさる 月に日に異に

                          (巻4-698)


春日野の朝に浮かんでいる雲が、次々に立つように、私の恋心は月日がたつごとに、より増して強くなるのです。


※春日野:奈良春日山の周辺の野。

※しくしくに:しきりに。次々に。


恋心は、春日野の空に浮かんでいる雲のように、次々に浮かんで来る。

それも、毎日が積み重なって毎月に、そして、どんどん、増してくる。


女性の立場で詠んだ歌という説、春日野で宴席を開いて即興で詠んだとの説もある。

女性の立場説になれば、逢瀬を待ち続ける思い。

春日野宴席説となると、あちこちの女性に次々に恋心を浮かべる遊び好きの男。


なかなか断定できないけれど、面白いのは春日野宴席説と思う。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ