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万葉恋歌  作者: 舞夢
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坂上郎女 我のみそ

我のみそ 君には恋ふる わが背子が 恋ふと言ふことは 言のなぐさそ

                            (巻4-656)


私だけが貴方を恋い慕っているのです。

貴方が私を恋い慕っていると言うのは、言葉だけの慰めなのです。


この相聞の相手は不明。

おそらく、女にモテる男だったのだろうか。

私に「恋い慕っている」とは言うけれど、他の女にも同じことを言っているに違いない。

だから、甘い言葉をかけられても、まともには受け取れない。

私だけが、一方的に貴方を恋い慕っていると断言する。


今後の失恋の不安に対する「予防線」なのかもしれない。

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