表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万葉恋歌  作者: 舞夢
190/1385

大伴駿河麻呂と大伴坂上郎女(1)

大伴宿祢駿河麻呂の歌一首

ますらをの 思ひわびつつ 度まねく 嘆く嘆きを 負はぬものかも

                         (巻4-646)

大伴坂上郎女の歌一首

心には 忘るる日なく 思へども 人の言こそ 繁き君にあれ

                         (巻4-647)


大伴宿祢駿河麻呂の歌一首

立派な一人前の男である私が、様々に思い嘆いているのです。

その嘆きを貴方は気づくことはないのでしょうか。


大伴坂上郎女の歌一首

心から忘れ去るような日など無く、心配し続けてはおりますけれど、人の噂が絶えない貴方なのです。


大伴駿河麻呂の祖父と大伴坂上郎女の父は兄弟なので、親戚の二人ということになる。

そして大伴駿河麻呂は、大伴坂上郎女の娘の二嬢に想いを寄せていたらしい。


駿河麻呂は、娘の母に「娘を恋している、恋に苦しんでいる」と歌を送るけれど、その母坂上郎女は、「それはわかっていて心配はしております、ただ貴方は様々な女性に声をかけているのでは?噂がいろいろ聞こえてくるのですが」と皮肉を込めて返す。


これも焦らしの技術なのだろうか、興味深いものがある。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ