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万葉恋歌  作者: 舞夢
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笠女郎 闇の夜に

闇の夜に 鳴くなる鶴の 外のみに 聞きつつあらむか 逢ふとはなしに

                           (巻4-592)


闇夜に鳴く鶴の声のように 遠く離れて貴方の噂だけを聞くことになるのでしょうか、お逢いすることもないのに。



漆黒の夜、聞こえてくるのは鶴の鳴き声だけ。

その鶴に近づこうとしても、暗くてたどりつけないかもしれない。

もし、たどりつけたとしても、鶴は逃げ去ってしまうでしょう。

貴方も同じこと、逢うこともできず、噂だけを聞く。

この歌には、「私が近づけば、貴方は逃げてしまうの?」という不安と悲しみが込められていると思う。


笠女郎は、家持の「心離れ」を、感じ取っているのだろうか。

そんな気がしてならない。

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